みなさんは野菜や果物をどこで購入されていますか。近所のスーパーや生協などの宅配サービスを使われている方も多いのではないでしょうか。
なるべくゴミを出さないゼロウェイストな生活を目指していても、野菜が一品ごとにプラスチック包装されていると調理の度にプラスチックゴミが出てしまいます。
包装ゴミを減らしたいけれど近くにプラスチックフリーで野菜を売っているお店がないから無理だ、と諦められている方もいると思います。
今回は、なるべくゴミを減らすためにプラスチック包装なしの野菜を購入したい!と思った時にどういった選択肢があるのかをまとめてみました。
完璧は目指さず、できる時にできる分からゴミを減らしてみようという気持ちで参考にしていただけると嬉しいです。
目次
1.スーパーのバラ売りを活用する
2.八百屋さんで購入する
3.ゼロウェイストショップで購入する
4.マルシェで購入する
5.市場で購入する
6.農家直販売の通販を利用する
7.農園の直売所で購入する
8.自分で野菜を育てる
9.番外編
10.まとめ
1.スーパーのバラ売りを活用する
スーパーで販売されている野菜や果物はプラスチック包装されている場合が多いですが、じゃがいも、サツマイモ、パプリカ、ダイコン、ブロッコリー、トマト、キュウリ、ミカン、バナナなど時折包装されていない野菜や果物を見かけることもありますよね。
近所にスーパーしかなくても、包装されていないバラ売りの野菜や果物を優先的に選べば、包装ゴミの量を減らすことができます。
ちなみに、イオン系列のスーパーでは『火曜市』での購入がおすすめです。
バラ売り野菜の種類が増えるようです。
近所のイオンへ行ってきました😊
— Miho / エシカルな暮らし (@hakobuliving) May 18, 2021
火曜日は『バラ売り野菜🥦🥕』の種類が豊富✨
野菜はそのままバスケットへいれて🛒家から持ってきた袋にいれて持ち帰ります👍
▶︎プラなしにできたもの
きゅうり、トマト、ブロッコリー、
ピーマン、パプリカ、にんじん、たまねぎ、キウイ、さつまいも pic.twitter.com/KfA9l5YjXK
2.八百屋さんで購入する
昔ながらの八百屋さんは、プラスチック包装されていない野菜や果物が置いてある確率が高いです。
八百屋さんの店舗数はだんだんと減っていますが、商店街の中などには残っている場合も多いです。
八百屋さんの常連になると、旬の野菜の情報を教えてもらえたりと、買い物時のコミュニケーションも楽しめますね。
お気に入りの八百屋さんは「今日は何があるかな」と覗くのが楽しい。
— ひびぴ🌏ゼロウェイスト研究家 (@hibiki826) April 20, 2019
たけのことワラビも水に浸かってる状態!スーパーよりも断然旬を感じることができるし、プラスチックフリー。
少しずつ店員さんとも顔見知りになっていてるから、より足を運びたくなるし、温かみがたまらない。#ゼロウェイスト pic.twitter.com/litfS0XmD6
3.ゼロウェイストショップで購入する
量り売り・プラスチックフリー・ゼロウェイストをテーマに掲げたお店でもプラスチックフリーで野菜を購入することができます。 (参考)プラなし生活
4.マルシェで購入する
露店などで野菜や果物が販売されるマルシェ。マルシェは、有機野菜や無農薬など農家さんこだわりの野菜・果物が買える場所だったりします。プラスチックフリーな野菜を販売されているマルシェもあれば、プラスチック包装されている場合もあるので、事前にサイトやSNSの写真でどんな出品形態かを確認されることをおすすめします。
ファーマーズマーケット Farmers Market @ OVAL|東京都
5.市場で購入する
昔ながらの市場も意外と穴場です。野菜・果物以外もパッケージフリーで購入できる可能性が高いので、近くに市場がある場合はチェックしてみてください。
ここに来て最強のゼロウェイスト市場を見つけた、、😇肉魚、野菜、乾物、漬物、梅干し、コーヒーまで全部パッケージフリーだった。。ゴミゼロのため近所の店を何店舗も回ってたけど、これからは市場行けば全てが揃うぞ。#rinazero pic.twitter.com/7B1zorJTnr
— rina furuki (@r_zerowastelife) April 17, 2021
6.農家直売の通販を利用する
農家さんから直接購入すると簡易包装の要望も通りやすいです。
ポケットマルシェ 、食べチョク などのサイトを経由して全国の農家さんから野菜を購入することができます。
まだ少数ですが、プラスチックフリーといったキーワードを使われている農家さんもいらっしゃるので、気になられる方は調べてみて下さい。
またメルカリやラクマ といったフリマサイトからでも野菜や果物を購入することができますよ。
7.農園の直売所で購入する
農園が近くにある場合は、農園の直売所を利用してみましょう。
採れたて野菜や果物を畑の横で販売されている小規模な販売所の方が、包装なしなど融通をきかせた対応をしてもらえると思います。
JAや道の駅などの共同直売所では、野菜・果物に生産者・品目・金額の出品シールを貼らなければなりません。管理のしやすさから、出品農家へプラスチック包装を推奨している場合も多く、包装ゴミを減らしたい方にはあまりおすすめしません。
最近では、プラスチックフリーにこだわった共同直売所も出てきているようです。
雲仙のオーガニック直売所タネトのプラフリーの野菜売り場。
— オーガニックベース (@ORGANIC_BASE) April 23, 2021
無駄な電力も投資もせず、9割以上、プラ包装なし。 pic.twitter.com/xnZdbT3N9j
8.自分で野菜や果物を育てる
自宅の庭やベランダのプランターで家庭菜園を始めるという手もあります。
水やりなどの手間はかかりますが、自分の手で野菜や果物を育てる楽しみがありますね。
菜園まではちょっと、、という方はリボベジにチャレンジされてみはいかがでしょうか。
リボベジとはリボーンベジタブルの略で、再生野菜という意味です。野菜の根やヘタの部分を水につけておくだけで、野菜が再生産されます。お花を生ける感覚で、始められます。
どうやって育てるの?を解決!『リボベジ』におすすめの野菜7選&育て方のコツをご紹介 | キナリノ
本格的に野菜を作ってみたいという方は、近くの貸し農園を借りてもよいですね。
週末だけ土に触れる暮らしで、リフレッシュにもつながります。
8.番外編
野菜や果物が傷みやすい、値札を貼る必要があるなどの理由から包装が必要と判断され、売り場になかなかプラスチックフリーな野菜が増えない現状がありますよね。
変えるヒントをこちらに載せておきますね。
8-1.新聞紙を活用する
新聞紙は傷みやすい葉物野菜の保管に利用できます。汚れていない新聞紙は、リサイクルに回せます。
近ごろは紙の新聞の購読率が減っているため、将来的には別のもので代用されるかもしれませんね。
知人に教えてもらった、無農薬野菜の農家さん。手渡しできるお客さん限定で販売されている野菜セットはプラ包装なし!✨
— Yoko Koga (@1050_yk) November 4, 2020
農業ででるプラごみをどうにかしたいと、できることから取り組まれている素敵なご夫婦でした😄#プラなし生活 #プラスチックフリー pic.twitter.com/vEd0WAc7uy
8-2.バナナなどの葉で包む
ベトナムやタイでは、プラスチック包装の代わりにバナナの葉で野菜を包むスーパーが出てきました。日本で行うとすると竹皮などになるのでしょうか。
Vietnamese and Thai supermarkets are replacing plastic packaging with banana leaves pic.twitter.com/i1PKPQTvvu
— Bloomberg Quicktake (@Quicktake) June 29, 2019
8-3.野菜や果物に値段をプリントする
食べられるインクを活用し、野菜に値段を記載するというアイデアもあります。画期的な発想ですね。今後の包装材削減につながっていくかもしれません。
【食べれるインクで脱プラ?】
— きびと月の畑 (@kibi_tsuki) May 21, 2021
know Inc.が手がけるエディブルインク。
練馬区の直売所で、規格外野菜にスタンプでバーコード等を転写し、脱プラを実現する実験が行われました。
これ、デザインもカッコ良いし、新しい野菜の売り方として話題性もありますよね〜!https://t.co/QjYjuMQR4x pic.twitter.com/t5W1uNuKGU
9.まとめ
いかがでしたでしょうか。
完全にプラスチックフリーとすることは難しいかもしれませんが、買い物の仕方を少し工夫するだけでも包装ゴミの量は減らせます。
プラスチックフリーで野菜や果物を購入される際の参考としていただければうれしいです。
他にも捨てない暮らしに関する記事を書いています。
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