捨てない暮らし研究所

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ゼロウェイストな読書ライフについて考えてみた

みなさんは、どのようなスタイルで読書を楽しまれていますか。

近年、デジタル化が進み読書スタイルも多様になってきていますね。 

今回は、なるべくゴミを出さないゼロウェイストな読書ライフについて考えてみました。

 

目次

1.電子書籍を購入する

 1-1.電子書籍購入のメリット

 1-2.電子書籍購入のデメリット

    1-3.電子書籍サービスの種類

2.図書館を利用する

 2-1.図書館利用のメリット

 2-2.図書館利用のデメリット

 2-3.図書館の種類

3.中古本を購入する

 3-1.中古本購入のメリット

 3-2.中古本購入のデメリット

 3-3.中古本の購入先

4.紙本の保管・処分方法

 4-1.本を綺麗な状態で保管する方法

 4-2.本の修理方法

 4-3.不要になった本の行先

5.まとめ

 

1.電子書籍を購入する

デジタル化が進む中、スマホやタブレットでも本を読むことができるようになってきましたね。ここではデジタルツールの利用について考えてみたいと思います。

1-1.電子書籍購入のメリット

①家の中のモノが増えない

電子書籍であれば、何十冊・何百冊分のコンテンツをクラウド上に保有することができます。スマホやタブレットがあれば、家の中のモノを増やさずに本を読むことができ、家の中がすっきりします。

②持ち運びが容易で、好きな場所で好きな時間に本を読むことができる

電子書籍は在庫切れの心配がないため思い立った時にすぐに購入でき、スマホやタブレットがあれば好きな時間に好きな本を読むことができます。端末のメモリーにバックアップをとっていればオフラインの環境でも本を読むことができます。特に荷物を増やしたくない外出時に重宝しますね。

③紙の本よりも安く購入できる

一般的に、電子書籍は紙の本よりも安く購入することができます。また定額制で読み放題のサービスなどもあります。時期によってセールや割引キャンペーンがあるので、上手くご活用ください。

③ながら作業しながら耳読できる

電子書籍であれば、通勤時や家事をしながら、音声で聞くことができます。忙しくて読書のための時間を作ることが難しい、という人でもながら聞きできるので時間を有効活用することができます。アプリやデバイスによっては対応していない場合もありますのでご注意下さい。

参考>>電子書籍アプリの読み上げ機能対応状況とおすすめアプリ

 1-2.電子書籍購入のデメリット

①スマホや市販タブレットで読むと目が疲れやすい

スマホや市販のタブレットの長時間使用はブルーライトの影響で目が疲れやすいです。読者する場合は、目に優しい電子書籍専用の端末を使うことが推奨されています。目の疲れが気になる場合は、耳読するというのも一つの手ですね。

②周りの人と共有しにくい

家族間での共有が認められている電子書籍サービスもありますが、家族以外の人との共有はNGとされる場合が多いです。

1-3.電子書籍サービスの種類

電子書籍サービスは多数あります。どのサービスを利用しようか迷われる場合は、本の登録冊数の多いKindleをおすすめします。

①全ジャンル対応の電子書籍サービス

Kindlehonto楽天Kobo電子書籍ストアdブック

②漫画が豊富な電子書籍サービス

BookLiveebookjapanコミックシーモアRenta!

③絵本読み聞かせアプリ

みいみ絵本ナビなないろえほんの国森のえほん館U-NEXT | えほんの動画

 

2.図書館を利用する

2-1.図書館利用のメリット

①費用が掛からない

一番のメリットは本を読むのに費用がかからない点ですね。公平に開かれた場所であり、対象地域に住んでいる人や通勤通学している人なら誰でも利用することができますね。

2-2.図書館利用のデメリット

①読みたい本が最寄りの図書館にない場合も多い

図書館には読みたい本が必ずあるとは限りません。図書館に読みたい本がない時は、司書さんに本をリクエストすると、新たに本を購入したり、市外・県外の図書館から本を取り寄せてもらえます。時間やひと手間かかるのが難点です。

ちなみに『カーリル』という日本最大の図書館蔵書検索サイトでは、複数の図書館の在庫状況が一括で分かります。読みたい本がある場合は、事前にこちらのサイトで調べられることをおすすめします。

②読みたいタイミングで借りることができない

図書館に読みたい本の在庫があっても誰かが借りている場合はすぐに借りることができません。特に新刊や話題の本は予約が殺到するため、半年待ち・1年待ちということもあります。すぐに読みたい場合は図書館以外の選択肢をとる方が賢明かもしれません。

③ずっと手元に置いておけない

図書館では2週間以内などで本の返却期限を設けている場合が一般的です。何度も読み返したい本や、読み終えるまでに時間がかかりそうな場合は、購入するなど別の選択肢を考えてみましょう。

2-3.図書館の種類

①どんな図書館があるの?

日本にある図書館は、全国民が利用できる国立図書館、一般市民が利用する公共図書館、児童や生徒が利用する学校図書館、大学生や教職員が利用する大学図書館、特定の企業や団体が運営する専門図書館、視覚障がいを持つ方や入院患者向けの図書館などに分類されます。

地域にどのような図書館があるかは『カーリル』の図書館マップで確認できます。大学図書や専門図書館を含む7000以上の図書館が登録されています。

②地域密着型の私設図書館

地域密着型の私設図書館という形もあります。本の数は少ないですが、誰かと繋がれたり、普段読まないジャンルの本を発見できたりと、私設図書館ならではの魅力があります。ここでは、興味深い取り組み事例をご紹介します。

まちライブラリー

本を媒介とした地域コミュニティ形成の場として全国800ヶ所以上に広がっている取り組みです。店舗や個人宅・お寺・病院などのスペースの一角に本棚を設け、まちの図書館として地域住民へ開かれた形として運営されています。ライブラリーごとに特色があり面白いです。

本と暮らしのあるところ だいかい文庫

兵庫県にあるシェア型の図書館兼本屋さんです。まちに暮らす人がまちに暮らす人に本を貸し、本による処方(本により明るい気持ちになったり救われたりすること)の実現を目指し、医療従事者を中心として運営されています。一区画ごとに本の本棚オーナーが異なり、個性あふれる本棚となっています。

 

3.中古本を購入する

ゼロウェイストの観点からはリユース品を使うことが環境に良いとされています。その一方、中古本購入は本の著者に印税が入らない仕組みとなっています。著者を応援したい場合は、新刊・電子書籍の購入、図書館に購入をリクエストするなど本の売上に貢献できる選択肢を選んでみて下さいね。

3-1.中古本購入のメリット

①品揃えが豊富

中古本購入では、Web検索を駆使すれば絶版となっている希少な本も入手できる可能性があります。

②Webサービスの利用で簡単に入手できる

Webサービスの発達により、ワンクリックで商品を購入できるようになりました。検索⇒購入⇒宅配で受取、というという流れで自宅にいながら、書店や図書館で読みたい本を探す時間も短縮できます。

③新刊よりも安く購入できる

中古品のため、新品より割安な価格で購入できる点もメリットですね。

3-2.中古本購入のデメリット

①家の中に本が増える

あれもこれもと購入しているうちに、家の中に本が増えてしまう点がデメリットあげられます。本が増えると本棚の整理整頓や読まなくなった本の処分手間にかかってしまいますね。

②本の状態がわからない

 Webで購入する場合は本の状態がわからないことがデメリットとなります。前所有者の方が、ペット購入者や喫煙者で本ににおいが染みついているような場合や、思っていたより傷や汚れがひどいということも考えられます。

3-3.中古本の購入先

①実店舗販売店

実店舗のある古本屋さんでも、近年はウェブサービスに力を入れられています。

BOOKOFF

言わずと知れた全国チェーン店です。実店舗・ネット店舗の両方で購入可能です。

日本の古本屋

全国900店以上の古本屋が登録しているサイトです。絶版本など希少価値の高い本が見つかるかもしれません。

②ネット販売店

書籍横断検索システム - 本や古本の価格・在庫情報を一括検索! (tsuhankensaku.com)

本や古本の価格・在庫情報を一括検索できる便利なサイトがあります。

Amazon、楽天、ブックオフオンライン、ネットオフ、駿河屋などのネット販売店が登録されています。

絵本のサブスク

中古の絵本を毎月4冊、家まで届けてもらえるサービスなどもあります。

③フリマアプリ 

メルカリラクマといったフリマアプリにも数多く本が出品されていますね。個人の本棚の蔵書が登録されており、マニアックなジャンルの本も購入することもできます。

 

4.紙本の保管・処分方法

4-1.本を綺麗な状態で保管する方法

紙の本は、アンダーラインや文字を書き込みながら何回も読み直すことで内容を自分のものにしていくことができます。参考書や勉強用の本などはわかりやすい事例ですね。

一方、できるだけ長く綺麗に使いたい、いずれは誰かに譲りたいと考えられている場合もあると思います。その場合は、以下のように本を扱うことで本の寿命を伸ばすことができます。

・アンダーラインや書き込みは行わず、ふせんを利用する

・カバーや帯を本体とは別の場所で保管する

・ブックカバーを利用し、表紙に傷が付かないようにする

・日焼けしにくいよう直射日光の当たらない場所で保管する

特に、子どもはカバーを破りやすいので、絵本類はカバーのみ別保管されることをおすすめします。

 

4-2.本の修理方法

大切な本は、長く使い続けたいですよね。本は、修理することで寿命を延ばすことができます。

①自分で修理する

簡単な内容であれば、自分でも修理できます。ご参考までに本の修理に関するサイトのURLを掲載しておきますね。

 ・テキスト・写真による説明 ⇒ 本の補修のしかた  | 平塚市図書館

・動画による説明       ⇒ 動画で見る資料保存:簡易補修|国立国会図書館

・図書修理が学べる講座   ⇒ 講座案内 | 図書修理マイスターの部屋

②プロに修理を依頼する

自分では修理できない、貴重な本を修理したい場合は、プロへ修理を依頼するという手段もあります。

ブックスドクター

製本工房リーブル

美装社図書館製本株式会社

高知製本

ご参考

本を修理を通して二人の心が通い合っていく様子が描かれてた『ルリユールおじさん』という絵本もあります。簡単に情報が手に入る現代において、一冊の本を大切に使い続けることの豊かさについて考えさせられます。

 

4-3.不要になった本の行先

読み終えて不要になった紙の本の行先にはどのようなものがあるか、みていきたいと思います。

①町の古本屋さんに買い取ってもらう

BOOKOFFなどの大手チェーン店では、比較的どのような種類の本も買い取ってもらえる場合が多いです。個人経営の古本屋さんでは買い取ってもらえない本の種類が多いのでご注意ください。古本屋さんまで重い本を運んだのにそのまま全て家に持ち帰ることになった、ということもあり得ます。

②ウェブ買取サービスを利用する

Vaboo!バリューブックスもったいない本舗など、ウェブ上の買い取りサービスは多くありますね。自分で梱包するなど手続き面での手間はかかりますが、重い荷物を店まで運ぶ手間を省くことができます。

③フリマアプリで販売する

メルカリラクマといったアプリで販売するという手法があります。自分で出品・梱包する手間はかかりますが、その分古本屋に売るよりも高い値段で販売しやすくなります。売れるまで本を家で保管する必要があるので、モノを減らすつもりが逆に部屋に不要な本が溜まっていく可能性があります。

④図書館に寄付する

寄付を受け付けてもらえる図書館もあれば、寄付を断られる図書館もあるので、寄付を検討される場合は事前に電話等でご確認ください。

⑤資源ゴミとして回収

誰も貰い手がいない場合や状態が悪い場合は、迷わず資源ゴミとして回収してもらいましょう。ちなみに、イトーヨーカドーでは、古紙をリサイクルするとポイントが貯まる制度があります。

便利でお得なペットボトルと古紙のリサイクルがはじまりました。|イトーヨーカドー

 

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。読書のスタイルについては既に確立されている方も多いと思いますので、今回はちょっとした小ネタを交えた内容としてみました。

本記事がみなさまの楽しい読書ライフの一助となればうれしいです。

 

<参考サイト>

電子書籍って何?今さら聞けない電子書籍の疑問を徹底解説!|もったいない本舗

図書館について |日本図書館協会