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プラスチックフリーな洗濯洗剤 まとめ

プラスチックフリーな洗濯洗剤を選びたいけれど、具体的にはどういった選択肢があるの?

という疑問を解消すべく、今回はプラフリーな洗濯用洗剤についてまとめてみました。

メリット・デメリットを把握した上でご自身のライフスタイルに合った洗剤が見つかりますとうれしいです。

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1.衣類の汚れにはどんな種類があるの?

衣類の汚れの9割が汗、皮脂、食べこぼしなどの酸性汚れです。

汗は水溶性汚れのため、水だけでも汚れを落とすことができます。

一方、皮脂や食べこぼしの一部には油が含まれるため、汚れを落とすにはする石鹸や合成洗剤に含まれる界面活性剤の力が必要になります。アルカリ性の洗剤や鉱物に酸性汚れを中和する効果がありますが、皮脂などの油汚れへの効果は弱いとされています。

 

2.洗剤を使わない

1.にも記載したように水だけでも汗などの水溶性の汚れは落とすことができます。食べこぼしがなく、軽く汗をかいた程度の衣類であれば、洗濯洗剤を使わず水洗いだけで済ませている方もいらっしゃいます。洗剤を使わない場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

洗剤を使わないメリット

・洗剤の購入頻度を減らせる

・洗剤ストックの保管に困らない

・洗濯機に洗剤を入れる手間を減らせる

洗剤を使わないデメリット

・皮脂汚れなど油性の汚れは落とせない

・衣類を汚しやすい子どものいる家庭や活動量の多い人にとっては不向き

洗剤を使わない水洗いをベースとする場合も、たくさん汗をかいた時やシーズンオフの時には洗剤や石けんを使用するなど、臨機応変に対応されるのがよいと思います。

酸性汚れを中和させるために水をアルカリ性に変容させるマグネシウムを使うという方法もありますね。(マグネシウムはプラ包装です)

 

3.洗剤の量り売り

最近は、マイボトル持ち込み可能な洗剤の量り売りが増えてきています。

量り売りサービスを利用すれば、プラスチックゴミが出ないのはもちろんのこと、全くゴミを出さずに済みますね。利用できるかどうかは、家の近くに量り売り対応店舗があるかがポイントです。

量り売りのメリット

・パッケージゴミが出ない

・お気に入りの容器に入れることができる

量り売りのデメリット

・量り売り店舗数が少ない

・買いに行く手間がかかる

・液体洗剤の場合持ち運びするには重い

量り売り対応店舗

全国展開の企業も量り売り対応を始めています。主要な洗剤の量り売り店舗をご紹介いたします。

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写真 エコストアHP

 パタゴニア 

全国全店舗で量り売り対応。100%植物由来の洗浄成分、濯ぎが不要な洗濯用洗剤「All things in Nature」を扱われています。

ecostore(エコストア) 

全国の店舗で量り売り対応。ニュージーランド発のブランドで有害な化学物質を使わないことにこだわった洗剤を販売されています。

ナチュラルローソン 

エコストアの洗剤の量り売りを一部店舗で開始しています。

無印良品       

東京有明店で量り売りが開始。環境や肌に配慮した植物由来の洗剤を販売しています。

LIVRER STORE(リブレ ストア)  

神奈川県の店舗でオリジナル洗剤の量り売り開始。

全国展開をしていない店舗でも量り売りが広がってきています。

bulkfoods(バルクフーズ) 神奈川県

エコストア パパラギ  神奈川県

en-shouten  長野県

ちなみに量り売り対応のお店は、グッバイ・ウェイストマップでも検索できます↓

 

4.紙パッケージ入り粉石けん

粉石けんは紙パッケージに入っている商品も多く、プラスチックフリーで入手することが可能です。

粉石けんを使うメリット

・紙パッケージ

・洗浄力が高い

粉石けんを使うデメリット

・石けんの栄養分残ると洗濯機にカビが発生しやすい

・水に溶けにくい

油脂系の汚れについては粉石けんが効果的面です。また、石けんは水よりもお湯を使う方が洗浄効果が高まります。石けんにも不得意があるため、染み抜きや除菌・洗濯機のカビが気になる方は過炭酸ナトリウム、アルカリ性の石けんカスを綺麗に落としたい方はクエン酸を併用してみてくださいね。

石けんを使ったお洗濯については、『ナチュラルおせんたく大全』という書籍で詳しく学べます。

 

5.紙箱入り洗剤

紙箱入りの洗剤という選択肢もありますね。プラスチック製スプーンが付属している場合が多いと思います。こちらで紹介するボールド粉末タイプは、プラスチック製スプーンをつけない、天然由来の香料を使用するなど、環境に配慮した商品です。

紙箱入り洗剤のメリット

・大手メーカーの取り扱い品のため入手しやすい

・比較的安価

紙箱入り洗剤のデメリット

・プラスチック性スプーンなしは種類が限定される

 

6.缶入り粉末洗

60年以上の歴史をもつ北海道のとみおかクリーニングでは、ステンレス缶入り洗剤を販売されています。

缶入り粉末洗剤のメリット

・ミルク缶の形をしていておしゃれ

 インテリアとしても飾ることができる

・洗浄力には定評あり

缶入り粉末洗剤のデメリット

・価格が高め

・詰め替え用はプラスチック袋で届く

 

7.ソープナッツ(ムクロジの実)

ソープナッツは天然の洗剤です。ランドリーナッツとも呼ばれます。ソープナッツに含まれる天然の成分に界面活性効果があり、洗濯の他、台所用洗剤としても利用できます。日本ではムクロジという名前で神社などに植えられていることが多い樹木の実です。

ソープナッツのメリット

・完全な天然素材

・使い終わった後にコンポスト可

ソープナッツのデメリット

・入手が難しい

・市販品はプラスチック製袋に入って届く

徹底的にプラスチックフリーにこだわりたい方は家の庭に植えて育てるという選択肢もありますね。街中でムクロジの実を見かけた場合は、所有者の方へ一声かけて拾ってみてくださいね。

 

8.番外編

紙パッケージの入りの洗剤も販売されています。ハッピーの超濃縮ソープナッツの洗剤のため1袋1Lで400回分、1年間使用できます。

少し高めの値段設定ですがストックの場所を取らず、買い物の頻度も減らせるというメリットがあります。キャップはプラスチック製・紙パッケージの内側には恐らくプラフィルムを使用していると考えられます。

 

9.まとめ

いかがでしたでしょうか。ネットショップで注文するとプラスチック梱包材で届く可能性もあり、完全にプラスチックをなくすことは難しいかもしれません。できる限りプラスチックフリーを目指す

本記事を参考にご自身のライフスタイルに合った洗濯洗剤を見つけていただければうれしいです。

 

 

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