本記事では、
パン屋さんのパンって売れ残った場合どうしているんだろう?
という素朴な疑問について、
元パン屋の店員として、実体験と他のパン屋さんの情報とを織り交ぜてご説明したいと思います。
売れ残ったパンがどのような運命をたどるのか、時系列順にご紹介していきますので、目次から気になる項目に飛んでみてくださいね。

1.売れ残りパンを廃棄前に値引きする
みなさんも値引きされたパンを見られたことはあるのではないでしょうか。
大手チェーンのパン屋さんや、スーパーやショッピングモール内のパン屋さんは、売れ残りパンを値引きして販売されるケースが多いです。
ちなみに、筆者が以前勤めていた駅前のパン屋さんは、小さいお店だったため値引きは全くしていませんでした。
1.売れ残りパンを値引きして販売する
サンドイッチや消費期限が当日までのパンは、当日中に値引きして販売されるケースがあります。
ただ、値引き目当てのお客さんばかりにならないよう一部のみの値下げしたり、閉店の30分前のみ値下げするようなケースが多いといえます。
閉店間際になると、品切れになっているパンも多いので、残り物が値下げされているイメージですね。
自分が働いていた某大手パン屋さんでは、閉店近くになると徐々に割引をしていましたよ。 MAX半額。 残れば廃棄するだけですから、半額にしても残るよりはマシ。 けど、最大半額にするのは閉店30分前くらい。 それ以上にも安くしない訳は、値引き狙いでその時間しか買いに来なくなる客もいるからです。
引用: yahoo!知恵袋
値引きの仕方はお店独自のルールがあります。
実際、筆者の地元のショッピングセンター内のパン屋さんは、サンドイッチのみ閉店間際に値引き販売しています。
また、食品ロスを減らすために作られたTABETEというアプリに登録しておくと、近くのパン屋さんのロスパン情報をタイムリーに知ることができますよ。
TABETEは、店頭で売り切るのが難しいお惣菜や食事を購入できる、フードシェアリングサービス。
お気に入りの店舗を登録しておくと、登録店舗で売れ残りが発生しそうなタイミングでの通知がアプリに届く仕組みです。
現在は、東京を中心とした首都圏、金沢市、名古屋市、大阪市、福岡市をはじめとする都市圏で重点的に展開されてるサービスです。
台風で食品ロスになりそうな食品が大量にレスキュー依頼として出ています…!😭パン詰め合わせやホテルスイーツなどかなりの量がTABETEでレスキューを求めています💦これからレスキュー行かれる方は足元にお気をつけて、ご安全にお願いいたします…! pic.twitter.com/ulNbPQ2shr
— TABETE(タベテ)公式 (@tabete_me) 2023年6月2日
2.パンを詰め合わせセットにして販売する
消費期限が当日のパン(お惣菜パン・クリーム系パン・サンドイッチなど)以外は、お得な詰め合わせセットになり販売されるケースもよく見かけますよね。
消費期限が2日のプレーンなパンやアンパン・メロンパン・クロワッサンなどが組み合わせられていたりします。
むぎパン(大阪府豊中市)¥410
— 椀田 (@wander_v) 2020年4月7日
売り切り3種詰め合わせ。クリームパン2種+クロワッサンショコラ(¥180)。雑然…踵返そう思うも値引き釣られ。単体購入ならば…が、パン味きちんと。実直さ。普段使いには好適か。 pic.twitter.com/FSYFOLQifw
近所のパン屋さんは、閉店間近になると、割引きセールしてますよ。 お店によりますが、全品50円引きとか、半額のところもあります。 袋に4〜5個詰め合わせて、一律価格で売ってたり。
引用:yahoo!知恵袋
当日の閉店間際や、翌日朝に詰め合わせとして販売されています。
2.売れ残りパンを加工して再販する
1.パンをラスクにリメイクする
フランスパンや食パンなどリメイクに即したパンは、廃棄せずにラスクに作り替えて再びパン屋さんの店頭へ並ぶことも。
ちなみに、私が勤めていたパン屋でも一部の商品をラスクにして販売していました。
パン屋さんがパンからラスクを作られる動画を見つけましたのでご紹介しておきますね。
丁寧に手作りされているのがよくわかります。
フランスパンなどのハード系のパンはラスクなどに作り変えて翌日売ってたような記憶があります。
引用:yahoo!知恵袋
プレーンなフランスパンならラスクとかにもなりますが、僅かです。 引用:yahoo!知恵袋
ラスクの賞味期限は一般的に1ヶ月〜3ヶ月。
パンの消費期限1〜2日なので、食品ロス削減の効果もありますよね。
カリッと焼き上げられたラスクは美味しいですよね。
2.冷凍パンとして通販で販売する
消費期限が1-2日のパンでも、冷凍してしまえば賞味期限を1ヶ月ほど伸ばすことができます。
食品ロス問題への課題意識から、廃棄するロスパンを減らすための取り組みの一つとして売れ残りのパンを冷凍保存するサービスがパン屋さん業界で広まってきています。
『rebake(リベイク)』や『ecostapan(エコスタパン)』『楽天市場』などのポータルサイトを経由して販売したり、パン屋さんのHPに掲載し独自で販売したりされています。
消費者側のとしてのメリットは、遠方の美味しいパン屋さんのパンが食べられることですね。
rebake(リベイク)
rebakeは、パンの通販プラットフォームです。
リベイクでは、廃棄になってしまいそうなロスパンを積極的に扱っています。
北海道から沖縄まで日本全国のパン屋さんのパンが楽しめる点が、本サービスの魅力です。
ロスパンをお取り寄せできるサイト『rebake』事前予約したお店でロスパンが発生した日にパンが発送される仕組みです。
— ゴミ育のすゝめ | 捨てない暮らし研究所 (@Gomi_iku) 2021年9月15日
いつ届くか、どんなパンが入っているかがわからないワクワク感があります✨
個包装で届くためプラごみの量が増えてしまうのが唯一の難点です💦https://t.co/RZBiXGzRkb#ロスパン pic.twitter.com/8ZCRYt6aKn
ecostapan(エコスタパン)
ecostapanも、廃棄されるロスパンを扱っているプラットフォームの一つです。
rebakeに比べて利用者数が少ないため、比較的待ち時間少なめで利用できます。
ecostapan(エコスタパン)|パン屋がつくるお取り寄せサイト
楽天市場 訳ありパン
楽天市場で「訳ありパン」と検索してみて下さい。
「訳ありパン」= 「売れ残ったロスパン」として販売している冷凍パンのお得なセットが多数ヒットします。
余剰のパンが発生した時のみの発送です。
色んな種類のパンが届くのでうれしいですよね。
お得なパン詰め合わせ 約17個 赤字覚悟 <訳あり> 【送料無料】
3.売れ残りパンはバイトがもらえる
捨てても廃棄費用が発生することから、売れ残りのパンをアルバイトの店員が持ち帰る店舗もあります。
どちらかというと、個人経営のパン屋さんは基準が緩いのでアルバイトの店員がもらって持ち帰るケースが多いようです。
チェーンのパン屋さんは衛生面などの観点から持ち帰りは禁止されていることが多いです。
(筆者の勤めていたパン屋さんは持ち帰り可でした)
私のバイト先は毎週たくさんのパンが廃棄となり、捨てるか貰うかの2択で、勿体ないので沢山持ち帰ってしまいます。
引用:yahoo!知恵袋
パン屋で働いてました。 バイトの子が何個パン持って帰っても特に不快に感じたとかはなかったです。 毎日それなりに廃棄が出るのでむしろ「持って帰って!」って感じで声かけてました。
引用:yahoo!知恵袋
廃棄される売れ残りパンを持ち帰りできるパン屋さんは、アルバイトの店員が大量に持ち帰ることも多々あるようです。
パン好きでパン屋になった人は、美味しいパンが無惨に捨てられるくらいなら引き取ろうと思いがち。
食べ過ぎは太るので注意が必要です。
パン屋でバイトしてましたが廃棄食べまくったら太ってしまい、親戚とか友達に差し入れしてました、パンばっかりはやっぱり太りますね。
引用:yahoo!知恵袋
ちなみに、持ち帰ったパンはそのまま冷凍保存すると日持ちするので、少しずつ消費することができます。
ちなみにサンドイッチも冷凍できますよ。
レタスは解凍ヨレヨレになってしまいますが、たまごサンドやカツサンド、ハムサンドなどは美味しく食べていました。
自然解凍でもいいですが、トースターで温めた方がパンがカリっとして美味しく仕上がるのでおすすめです。
4.売れ残りパンは廃棄される
焼きたてパンの消費期限は、一般的に1日〜2日。
パンは日持ちしないため、売れ残ったパンは作った当日や翌日に廃棄されることが一般的です。
rebakeの調査によると、パン屋さんが一日に作るパンのうち、なんと5〜10%は廃棄されているようです。
(rebake|パン屋さん約100店舗聞き取り調査)
パン屋さんでアルバイトの経験がある大学生を対象とした調査からも、結構な量のパンが毎日廃棄されていることがわかります。
「パンを毎日100〜150個くらい捨てています」
「パンをゴミ袋10袋くらい」
「パン食べ放題を行なっている店のため、少ない日で20個、多い日で80個くらいのパンを捨てています」
「パン。数えきれないくらい毎日、売れ残ったパンやバーガーを捨てました。毎日2袋は必ず捨ててます。デザートに使う果物や生クリームも」
「パン屋でアルバイトしているため、大きなゴミ袋2袋以上は捨てています」
スタッフによる持ち帰りが禁止されているパン屋さんでは、廃棄量が多くなってしまうといえます。
うちは一切もらえませんでしたよ。
引用: yahoo!知恵袋
基本的に売れ残ったパンは全て廃棄してましたよ。
引用:yahoo!知恵袋
ちなみに、筆者の勤めていた小規模なパン屋でも、毎日大きめのゴミ袋2〜3袋分は廃棄処分していました。
食べ物を粗末にしてはいけないと育てられてきた身からすると、廃棄の時間が辛くて仕方なかったです。
5.パン屋の実情|売れ残りのパン廃棄ってどうするの?まとめ
まとめると、売れ残ったパンは値引きしたり、アルバイトスタッフが持ち帰ったり、冷凍パンとして販売されたりすることで廃棄量削減の努力がなされているものの、パン屋さんによってはまだまだ廃棄されるパンが大量に出ているという現実があります。
ひどいなー、パンの耳、こんなにあっさり廃棄されちゃうのか…パンの耳大好きなのに、辛い話だなあ… pic.twitter.com/5Zj0qu7xU0
— toru@YouTubeもこっそり上げています。 (@albertus) 2020年1月29日
冷凍パンの購入がもっとメジャーになれば、廃棄されるパンの削減に貢献できるかも。
筆者もパン好きの1人としては、この世から廃棄されるパンがなくなることを願ってやみません。
本記事を最後までお読みになって心を痛められたみなさま、
よければ一度楽天市場で「訳ありパン」を検索して、
冷凍パンの詰め合わせを試してみませんか?
お得なパン詰め合わせ 約17個 赤字覚悟 <訳あり> 【送料無料】
全国各地のパン屋さんからパンをお取り寄せできる「rebake」のサイトもおすすめですよ↓

