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ゼロウェイストに貢献するサステナブルな食器 4選|リペア、リサイクルでごみを出さない

みなさんの家には食器がいくつありますか。

一人暮らしやミニマリストの方だと数個かもしれませんが、家族の多い方やお料理好きな方だと何十個とお持ちかもしれません。

 

食器は新品で購入したものでしょうか?

もしくはリユース品を使われていますか?

 

100円均一や大手チェーン店で安価食器が買える時代ですので、多くの方が新品を購入されていると思います。

一方で手元にある食器を手放したい・減らしたいと思っても、中古市場では有名ブランド以外のリユース品は買い手が付きにくい状態です。

また、陶器製、磁器製の食器で割れてしまったものは不燃ごみとして処分される方がほとんど。

この状態、あまりサステナブルとはいえないですよね。

 

本記事では、食器が廃棄される現状を変えようと、ゼロウェイスト(ごみゼロ)な仕組みを取り入れられているサステナブルな食器をご紹介したいと思います。

 

ゼロウェイストに貢献するサステナブルな食器 陶器

 

Zen |繕

29.六角隅切り大皿/三浦ナオコ

写真:ZEN Onlineshop

 

「Zen」は、なんと「キズがついてしまった食器を金継ぎして販売する」という画期的なサービスです。

提携する作家さんの窯元でキズやヒビが入った食器を金継ぎで加工し販売する、という仕組みで運営されています。

キズの入り方は器によって全然異なるので、正真正銘の一点もの。

しかも購入者の食器が割れてしまった場合は修繕・買取し、再販されるのだそう。

同じ器を何代も使い続けるという物語性に魅力的に感じますね。

割れても修理して使い続ける…というまさにゼロウェイストの鏡です。

渋くてお洒落な食器がラインナップされていますので、こだわりたい方必見です。

 

aeru |和える

aeruは、日本全国の伝統産業の技術を活かし、0歳から大人まで使えるオリジナルの日用品を手作りしているブランドです。

購入した商品を長く使い続けられるよう、お直しのサービスも充実しています。

aeruが販売している0歳から使える『こぼしにくい器』シリーズは、陶器と漆の2種類があります。

割れや欠けが発生したり、劣化したりしても、金継ぎや漆の塗り直しといったアフターサービスで修理してもらえます。

(※修理は有償です)

aeruで購入した器以外も修理してもらえるのですが、aeruで購入した器は特別価格修理してももらえますよ。

割れても修理でき、一生ものとして長く使えるという安心感が嬉しいですね。

aeru公式ショップ楽天ふるさと納税、実店舗(東京京都)などで購入できます。

 

Re-OGISO|リ・オギソ 強化磁器

『Re-OGISO』は、強化磁器の専門メーカーである「株式会社おぎそ」の商品です。

おぎそは、元々日本全国の保育・学校給食で使われる食、割れた食器を回収・粉砕して、リサイクル食器を作られています。

全国から毎年約40トン以上の破損食器を回収されているのだそう。

リサイクル原料は新しく作る食器に約18%配合されています。

スライドショー形式で陶器がリサイクルされる工程がわかる動画です↓

2000年代から数々のエコに関する賞を受賞されるなど、食器業界のリサイクルに長く取り組まれています。

強化磁器のため、一般的な磁器と比べて割れにくい点もエコなポイントですね。

かわいい柄入りの可愛いお皿から大人も使いやすいシンプルなデザインのお皿まで取扱いがありますよ。

個人で購入されたい方は、楽天市場からご購入ください。

 

Re-食器|グリーンライフ21・プロジェクト

Re-食器は、有限な資源である陶土を有効に活用するために立ち上がった岐阜県美濃焼きの有志による「グリーンライフ21・プロジェクト」から生まれた食器のシリーズです。

グリーンライフ21・プロジェクト(GL21)公式HP

美濃焼きは全国シェア60%を占める焼物の産地です。

使われた器を回収し砕いて再び原材料として使うことで、貴重な資源を循環させる仕組みを作られています。

陶器の回収拠点は主に地元の岐阜県を中心とし、全国で約40ヶ所あるとのことです。 

回収拠点 参考

Re-食器シリーズは複数の窯元が販売しています。

デザインもおしゃれで色合いの落ち着いたものが多いので、日常使いできる食器を見つけやすいと思いますよ。

Re-食器は、楽天市場らでぃっしゅぼーや などから購入できます。

 

番外編

食器自体を修理したり、リサイクルする仕組みはないものの、製造過程で生じる廃棄を限りなくゼロに近づけようと努力されている企業も出てきています。

番外編では、業界トップランナーとして企業努力されている食器メーカーをご紹介しますね。

 

ittala |イッタラ  リサイクルエディション

「イッタラ」はフィンランド発の食器ブランド。

革新的で美しいデザインにより、世界中の人に愛されてきた数多くのシリーズがあります。

イッタラは、2030年までに全事業から出る廃棄物をリサイクルまたは再利用し、廃棄物を埋立地に送らないことを目標とし、2019年に『リサイクルエディションシリーズ』を開始しました。

現在はリサイクルガラスとリサイクル陶器のシリーズが展開されています。

リサイクルガラスのシリーズは、100%リサイクルガラスを使用されています。

リサイクルガラスを使用しているため、ガラスの内側に小さな気泡があったり、見る角度によって色合いが変わって見えたり、同じ商品によって微妙に色が異なったりするのですが、この点もプロダクトの個性といえます。

  • 【9月7日発売】ティーマ マグ 0.3L リサイクル
  • 【9月7日発売】ティーマ マグ 0.3L リサイクル

写真:iittala公式通販サイト

リサイクル陶器のシリーズとしては、リサイクル磁器を15%使用したマグカップを販売されています。

 

『リサイクルエディションシリーズ』は不定期に生産されているため、常に在庫があるとは限りません。

取扱い商品は販売店にご確認くださいね。

日本ではiittala公式通販サイト楽天市場直営店より購入できます。

 

Sghr recycle|スガハラ・リサイクル 

「Sghr」のブランドを展開されるスガハラは、昭和7年に創業以来、ガラス製造にこだわり続けてこられたメーカーです。

ガラスと真摯に向き合って丁寧にものづくりされている様子が社員さんの言葉から伝わってきます。

ちょっと感動的なムービーだったのでご紹介しておきますね↓

一つ一つの商品を丁寧に作られている中で、これまでは不純物が混ざったガラスを年間約200トン廃棄)を活用した「リサイクルシリーズ」を開始。

リサイクルガラスを使ったプロダクトは、細かい気泡が入ったり、発色や模様が異なったりする点も魅力です。

一つ一つ表情が異なりので、角度によっても表情が変わるので一つ一つ愛着を持って長く使えますね。

Sghr公式オンラインショップ楽天市場直営店 より購入できます。

 

 

まとめ

今回はゼロウェイストに貢献するサステナブルな食器についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ごみを減らすには「長く使い続けること」「リユース品を使う」が最も大切ですが、新しい器が必要な時には、今回ご紹介した廃棄を減らす努力をされているメーカーの商品を選んでいただければうれしいです。

 

 

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