メルカリやラクマといったフリマアプリを始めてみたいけれど、トラブルになったら面倒だし、失敗したらどうしよう?
どんなことに気をつければ安心して利用できるの?
と漠然とした不安を抱えられている方に、フリマアプリ利用時の注意点を筆者や周りの人の失敗経験をもとに対応方法をまとめました。
メルカリを始めたばかりだったり、慣れてきたころに気が緩んだタイミングだったり、時間的な余裕がない中での取引はミスが発生しやすいです。
参考までに、筆者の経歴を記載しておきますね。
・売買合わせて1000回以上取引経験のあるフリマアプリヘビーユーザー
・60代知人2名へのメルカリ指導経験あり
・どちらかというとそそっかしいタイプ
取引回数が多く評価も星5つを維持していますが、実は何度も失敗を経験しています。
気を付けるのはもちろんですが、なんとか大きな揉め事にはならずにすんでいます。
出品時に注意すべき点
検討者からのメッセージ・取引の通知に気づかなかった・・・
フリマアプリを始めた頃にしがちな失敗です。
せっかく興味を持ってメッセージをもらっていたとしても、通知がなければ全く気づかず数日から一週間以上放置してしまうかもしれません。
また、商品購入後に発送が遅れた場合は、購入者に迷惑がかかってしまいますよね。
実際に、購入検討者がくれたメッセージに気づかず販売機会を逸してしまったという話も聞いたことがあります。
メッセージが届いた時、出品した商品が購入された時には、アプリに通知が届く設定にしておきましょう。
通知の設定方法は各フリマアプリのサイトをご確認ください。
ラクマのお知らせ通知設定方法は→こちらから
値付けに失敗すると、売り上げが赤字に・・・
フリマアプリでは、販売手数料と送料・梱包代が売り上げから差し引かれます。
送料や梱包代の見積もりが甘いと、売り上げが赤字になってしまう、、なんてことも。
販売した結果、手元からお金が出て行ってしまうって結構ショックですよね。
出品した商品が購入され、発送作業を進めるタイミングで気づくことがほとんど。
購入されてしまったあとは、正直に事情を話て取引キャンセルを申し出るか、勉強料として赤字を受け入れるかしか選択肢はありません。
筆者も、せっかく購入してくれた人を悲しませたくないという思いから、赤字発送してしたことは数回あります。
赤字を回避するためには、出品時に商品の大きさと重さをあらかじめ調べて送料・梱包代を見積もっておくこと。
なお、配送方法は、各フリマサイトにてご確認ください。
商品価格が1000円以上でないと利用できない配送サービスなどもあったりするので注意しましょう。
また、PCやディスプレイの液晶画面は壊れやすいため、ヤマト運輸を利用して発送する場合は専用の箱に入れないと発送できないという決まりがあります。
箱代に想定外の追加料金が発生するかもしれませんので、慎重に調べておきましょう。
また、定期的に送料が値上がりしていくので、都度見直しが必要です。
何度も繰り返し出品したい方は、いつでも大きさや重さを計測できるよう定規や量りを準備しておくと便利ですよ。
うっかり出品禁止物を出品してしまったらどうなるの?
出品禁止物を取引してしまったら、罰則が課せられるのではないか?と心配な方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、金券や使用済みの肌着などはNG。
またブランドの模倣品など、正規品と勘違いしてうっかり出品してしまはないように注意しましょう。
禁止されている出品物は、各フリマアプリサイトにてご確認くださいね。
ちなみに、出品禁止物を出品してしまった場合は、運営側にて自動で出品停止にされることが多いです。
出品禁止物のキーワードが登録されたものは、メルカリやラクマのアプリ側で自動検知される仕組みとなっているようです。
意図的に何度も禁止物を出品しなければ、アカウント取り消しなどのペナルティが発生することはないでしょう。
発送する段階で商品の汚れや破損が見つかった!
事前に確認していたつもりが、発送する段階で商品の汚れや破損が見つかった!なんてことも起こり得ます。
原因には、事前の確認不足、保管状態がよくなかったことなどがあげられます。
いずれにせよ発送前に購入者にお詫びするとともに、どのような状況かを詳しくお伝えしましょう。
届いてからクレーム・返品となる方が対応が大変ですので、正直に伝えるのがポイントです。
該当箇所の写真を出品欄にアップし、①取引キャンセルとする、②値引きして発送する、③そのまま発送するか、の選択を購入者に委ねます。
また、軽微な汚れであれば構わないという方もいらっしゃいますので、一方的にキャンセルするのはNGです。
お詫び文例
「商品ご購入いただきありがとうございます。誠に申し訳ないのですが、発送作業時に、商品に汚れ(破損)が見つかりました。写真を出品欄にアップしていますのでご確認願えますでしょうか。当初お伝えしていた内容と異なりますので、取引キャンセルとさせていただきましょうか。」
購入者の回答内容を見て、臨機応変に対応しましょう。
購入者さんをがっかりさせてしまうことにもつながるので、検品・保管は入念に行いましょう。
また事前に出品欄に以下のような注意書きを記載し、リスク回避されている方も中にはいらっしゃいます。
「素人による検品でございます。十分に注意していますが、見落としがある場合がございます」
出品していたはずの商品が手元にない!?
保管していたつもりが家族の誰かが持ち出していた、保管場所を忘れてしまった、ということが起こることがあります。
特にお子さんのいるご家庭では、子どもが勝手に保管場所から持ち出していたなんてことも。
また、慣れてから複数のフリマアプリで商品を販売していると、同日に両方のサービスで同じ商品が売れてしまった、もしくは、片方のサービスで売れた後にもう一方のサービスから商品を削除するのを忘れて在庫がないのに販売を続けてしまった、という事態も考えられます。
この時は、購入者さんにお詫びし、取引をキャンセルするしかありません。
お詫び文例
「ご購入ありがとうございます。誠に申し訳ないのですが、本商品が在庫切れであることが判明いたしました。当方の確認不足でご迷惑をお掛けし申し訳ございません。恐れ入りますが、本取引についてはキャンセルとさせていただけますでしょうか。何卒よろしくお願いいたします。」
事前に商品の概要欄に他でも出品している旨を記載し、一言メッセージで確認してもらってから購入してもらう段取りとしておけば、うっかりは回避しやすくなります。
例文
「本商品は別のサイトでも販売しております。在庫がなくなっている可能性もありますので、購入の際は事前にメッセージにてご連絡下さい。」
在庫がないという出品者都合で取引をキャンセルすると、事務局から警告文が届きます。
何度も繰り返すとアカウントを凍結される恐れがありますので、出品商品の管理は十分に気をつけましょう。
発送時に注意すべき点
発送できる最小サイズがある
最小サイズってあまり意識していなかったのですが、郵便局・ヤマト運輸ともサイズの下限値が設定されています。
最小サイズより小さい大きさの梱包にならないよう気を付けましょう。
郵便局の定形外郵便を利用する場合
ポチ袋やマッチ箱程の大きさの箱など、ハガキよりも小さいサイズのものが発送できません。
サイズは最小で12cm×6cm 以上とされています。
恐らく、小さすぎると紛失するリスクがあるからだと思われます。
郵便局に最小サイズ以下の荷物を持ち込んだ時は、郵便局員さんがハガキ代の厚紙をテープで貼り付けて下さったおかげでそのまま発送できました。
郵便局員さんさまさまです。
ヤマト運輸のネコポスを利用する場合
縦23cm以下・横11.5cm以下のサイズの荷物は受け付けてもらえませんのでご注意ください。
十分に梱包したつもりが、到着時に破損していた・・・
到着時に商品が破損していた、というトラブルが発生することもあります。
割れてしまったことをまずは購入者にお詫びし、商品の破損状態がわかる写真を撮影し、画像として出品する形でアップしてもらいましょう。
高額の商品の場合、商品がすり替えられていることもあるので破損状態は慎重に確認してくださいね。
お詫び文例
「ご連絡ありがとうございます。この度は到着した商品に不具合があり、誠に申し訳ございません。
恐れ入りますが、商品の破損状態を撮影いただき、画像として出品欄にアップいただけないでしょうか。
お手数をおかけ致しますが、何卒よろしくお願いいたします。」
厳重に梱包していた時
メルカリ・ラクマとも紛失補償を付帯する配送サービスはありますが、破損を補償するサービスはありません。
しかし、適切に梱包していたのであれば、まずは梱包状況を破損状況を運営側へ報告し、対応方法を相談してみましょう。
メルカリ・ラクマ運営がヤマト運輸や郵便局などと交渉し、売上金が補償されることもあります。
問い合わせ後は事務局からの指示に従いましょう。
購入者への連絡文例
「この度はご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。配送中に破損したことが考えられますので、事務局に対応方法を問い合わせ中です。
回答が届くまで時間がかかることが予測されます。恐れ入りますが、もうしばらくお待ち願えますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。」
メルカリやラクマの提供する追跡サービスを使わずに、普通郵便で発送した時の破損は完全に自己責任となりますのであしからず。
梱包が不十分だった時
梱包が不十分であったことが原因で到着した商品に破損が見つかった時は、出品者の落ち度ということで取引はキャンセルせざるを得ません。
勉強料だと思って割り切りましょう。
到着した商品の処分は、購入者にて処分いただくか着払いで返送してもらうかの2択です。
どちらの方がよいかは購入者に選択してもらいましょう。
お願い文例
「この度は、こちらの不備により商品が破損してしまい申し訳ありませんでした。当方のミスによるものですので、取引はキャンセルとさせていただきます。商品については、○○様にて処分いただくか、着払いで当方へ返送いただくか、いずれの方法がご都合がよろしいでしょうか。ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
陶器やPCディスプレイなど破損して困るものは、梱包を確実に行いましょう。
梱包が不安な方には、対面で取引できるジモティーや中古ショップで引き取ってもらう、という選択肢もありますよ。
商品を別の人に発送してしまった・・・
同じタイミングに複数の商品を発送する時に起こりやすいトラブルです。
間違って届いた人から着払いで返送してもらい、 本来の購入者へ発送しましょう。
送料が3倍かかる上に送付にかかる時間も3倍になります。
間違えてしまったら大変です。
このような回避するためには、梱包したあと梱包に商品内容を明記し、発送時に一つ一つの宛先を確認すること。
慣れた頃にこそ失敗しやすい内容だと思います。
購入編
謝った商品が到着した・商品が破損していた
ごく稀に、謝った商品が到着したり、到着した商品が破損していることがあります。
到着した商品に不具合があった場合は、受取評価前にしっかりと不具合事項を出品者へ伝えましょう。
出品編でまとめたように出品者側が適切に対応してくれるはずです。
不具合を伝えずに受取評価ボタンで低評価をつけると、使えない商品を受け取って代金も支払うことになってしまいます。正直に事実を伝えましょう。
①まず、メッセージを送って不具合事項を伝えます。(破損・誤送など)
必要に応じて画像を出品欄にアップしてください。
②商品に破損や誤送があった場合は、取引キャンセルを行います。
③着払いで送り主へ返送する、又は 送り主の了承を得て自宅で処分する、のいずれかが一般的な対応方法です。
※取引キャンセルを行えば、購入代金は返金されますのでご安心下さい。
多くの出品者の場合、到着時の不具合事項については丁寧に対応していただけます。
納得いかない内容でトラブルになりそうな場合は、フリマアプリの事務局へ一度連絡してみましょう。
解決方法を提示したり、間に入って仲介したりしてもらえます。
後々のトラブルを避けるためにも、低評価がついている出品者からの購入は避けておいた方が無難といえます。
ごく稀に詐欺案件に引っかかる場合がある
筆者は引っかかったことがないですし、メルカリ出品者の方は良心的な方が多いですが、稀に詐欺案件に引っかかる場合があるようです。
商品が届いていないのに受け取り通知を押すように促される、注文した覚えのないお店から商品が届いた、という時は気をつけるようにしましょう。
また、変だなと思ったら運営事務局へ必ず一報を。
泣き寝入りにならないように、第3者と情報を共有しましょう。
正直、数百円〜1000円程度の取引ではほぼ心配ありません。
5000円〜数万円の高額商品を購入する際は、相手のプロフィールや評価、他の出品物を見て怪しくないか総合的に判断するのが良いでしょう。
まとめ
フリマアプリ利用時に注意すべき点をまとめてみました。
こんな失敗をする可能性があるんだ、と事前にわかっていれば対策も立てられると思います。
本記事は、メルカリ・ラクマなどのフリマアプリを楽しく利用するためのトラブル回避術として参考にしていただければうれしいです。
なお、これからメルカリを始めようと思われている方は、以下のクーポンコードを入力いただくと、500円分のメルカリポイントが付与されます。
よろしければお使いください。
「 NBQCZN 」
他にも捨てない暮らしに関する記事を書いています。
\ よろしければご覧ください /