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着られなくなった洋服の処分方法 13選|リユース、リペア・リメイク、リサイクル

サイズアウトした、シミができた、好みではなくなった、など着られなくなった洋服の処分方法に頭を悩ませたことのある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

気に入っていた洋服だったり、まだ着用できる洋服であるほど手放しにくいですよね。

今回は、いろんな理由で着られなくなった洋服の処分方法をまとめてみました。

洋服の処分に困られた際の参考としていただければうれしいです。

 

 

洋服 古着 処分方法 まとめ リユース リサイクル

洋服をリユースする

状態の良い洋服をごみとして処分することを躊躇われる方も多いのではないでしょうか。

状態の良い洋服は、誰かに譲ってリユース品として再度着てもらえる道を探ってみましょう。

1.知り合いに譲る

洋服をほしいという人がいる場合に限りますが、家族や友人など知り合いに譲るのが最も環境負荷が低い方法といえます。

好みが同じ、体型が似ている、という人は案外身内に少なかったりしますし、中古品を嫌がる方も中にはいます。

経験上、喜んでもらってもらえる確率はかなり低く、9割程は断られています。

知り合いに声をかける際は「いらない」と断られる覚悟をもった上で訊ねてみましょう。

もらってもらえればラッキーです。

 

2.服の交換会に参加する

全国各地で服を持ち寄って交換し合う服の交換会なるものが開催されています。

参加者はファッションロスに興味があるなど、環境意識の高い方が多い印象です。

掘り出しものが見つかったり、自分の服も誰かに着てもらえるうれしさがありますよね。

予約不要・無料で参加できるケースも多く、当日ふらっと訪れることができます。

エコイベントの会場に併設していたりもするので、お出掛けついでに不要な服を手放されてみてはいかがでしょうか。

【全国版】服の交換会イベント開催情報 | 服としあわせのシェア xChange

 

3.フリーマーケットに出品する

地域のフリーマーケットに洋服を出品して誰かに譲るという方法もあります。

出店料として500円〜3000円ほどブース代がかかる点、出店者として半日〜一日拘束されてしまう点がデメリット。

そして出品した洋服が半数売れたら御の字です。完全に全て売りきるのは至難の技。

ものにもよりますが、洋服の場合は2〜3割程売れれば良く売れたといえるでしょう。

フリマでのお店やさんごっこをレジャーとして楽しみたい方向けの方法です。

また友人や家族数人で出店がおすすめ。

出店料も人数割で安くなりますし、わいわいと楽しく過ごせますよ。

 

4.フリマアプリで譲る

全国に購入予備軍がいるフリマアプリ上であれば、リアルなフリーマーケットに比べて売れる可能性は高まります。

ただ毎日多くの洋服が出品されているため、出品した情報は埋もれがち。

「検索性」の高い誰もが知るブランド「ユニクロ」「ZARA」「GAP」などは比較的売れやすい傾向にあります

一方でノーブランド品や、あまり人気のないブランドの洋服はほぼ売れないのが現実。

出品する前に相場感や売れ行きを確認しておきましょう。

アプリ出品の場合、一点一点シワをとりハンガーにかけて商品を撮影するのも少々手間だったりします。

時間に余裕のある方向けの手放し方です。

フリマアプリの利用は中古品買取と比較して、高く売れる点がメリットです。

売れる見込みのある洋服のみ出品することをおすすめしておきます。

フリマアプリは出品に時間がかかって面倒だという方は以下の記事を参考としてください↓

出品経験がなくて不安な方はこちらをご覧ください↓

 

5.  買取してもらう

状態がよい服は、店頭や宅配買取を利用することもできますよね。

高額で状態のよいブランド品を一気に手放したいときにおすすめの処分方法です。

ただ、買取価格はフリマアプリ販売と比較すると二束三文と安いです。

また宅配買取は基本的に高額ブランド品のみ引き取りです。

送料無料で査定してもらえる点がありがたいです。

ただし、ユニクロやZARAといったファストファッションは引き取ってもらえませんのでご注意ください。

店頭持ち込みでファストファッションを受け付けてくれるケースもありますが、多くが1着数円、1kg10円という金額。

買取金額がお小遣いになると思っているとあまりの金額の低さに落胆するため、原則買取店舗へ寄付する気持ちで持ち込むのが無難です。

 

6.寄付する

まだ着用できる洋服を二束三文で買取してもらうくらいなら、どこかへ寄付したい、という思いを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「古着+寄付」で検索すると、多くの団体の活動がヒットします。

ただし、送料は送り主が負担するケースが多いです。

費用負担なしで寄付したい場合はBrand Pledgeから探しましょう。

Brand Pledge

古着買取サービスを展開する「ブランディア」と寄付プラットフォーム「シンカブル」が立ち上げた寄付サービスのサイトです。

送り主の費用負担なしで寄付できますが、寄付できる洋服はファストファッションを除く高額ブランドのみ。

サイトから寄付先が選べる点がとても便利です。

 

古着deワクチン

古着deワクチンは整理収納業界でよく利用されている古着の寄付サービスです。

送料・寄付額負担は必要ですが、状態の良い洋服であればブランドを問わず一括で寄付できます。

寄付した洋服は海外へ送られ、リユース品として再利用されます。

また、古着を介した収益の一部が子どもたちのワクチン接種の費用として使われます。

 

洋服をお直し・リメイクする

シミや穴が空いてしまったり、明らかに流行遅れになってしまった洋服、サイズアウトした洋服などは、お直しやリメイクにより新しい洋服に生まれ変わらせることができます。

 

7.ダーニングで繕う

「ダーニング」とは、穴が空いたり、シミができたりした洋服をカラフルな糸を使ってお直しするイギリス発祥の修繕方法です。

修繕というと見すぼらしく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、糸の色使いや縫い方を工夫することで、世界で一つの素敵な洋服に仕上がる可能性を秘めています。

お直しの作業時間は必要ですが、針と糸とお洋服があれば誰でも簡単に始められますよ。

気に入ったお洋服を愛着を持ってき続けたい方におすすめの手法です。

YouTubeでもいろんな縫い方が紹介されていますので、気になる方は是非ご覧ください。



8.お直しする

自分でお直しできない、したくない方は誰かにお願いしてみましょう。

案外身近にお直しできるお店があったりします。

イオンモールなど地域のショッピングセンターの一角や、街の洋裁屋さんでお直しをお願いしてみましょう。

価格帯は1000円〜が相場です。

事前にお直しの内容をきっちりと確認してもらいましょう。

全国の洋服お直しに関する店舗情報|gooタウンページ

 

9.リメイクする

洋服を一から作るのは難しいと感じる方も多いと思いますが、リメイクならとても簡単。

長袖の袖口が汚れてしまったら、汚れた箇所を切って半袖や7部丈の服にするだけです。

膝に穴の空いたズボンは切って半ズボンにするなど、切るだけのリメイクは一番手間がかかりません

ミシンが家になくて縫えない、という方はミシンレンタルサービスやミシンカフェを活用されてみてください。

「洋服 リメイク」で検索するとリメイクのアイデアはたくさんヒットしますよ。

リメイクはものづくりが好きな方におすすめの方法です。

あるものをどのように作りかえるか、と考えることで普段使わないクリエイティブ脳が鍛えられます。

誰かにお願いしたい、という方はプロにリメイクをお願いするのも一つの手ですね。

あなただけの縫製工場「nutte(ヌッテ)」

 

10.濃い色に染める

洋服の食べこぼしなど、洋服にシミができることって案外多いと思います。

シミ抜きにチャレンジしたけれどシミが取れない、という時は発想を転換し、濃い色に染めてしまってはいかがでしょうか。

デザインはそのままで、一気に印象が変わります。

なお、化繊の洋服は専用の染め材が必要とされます。

天然繊維(綿・絹・毛・リネンなど)のみ染めが可能なケースが多いです。

化繊の糸は染め残って良いアクセントになりますよ。

黒染めを依頼するなら、以下のホームページを参考とされてみてください。

自分で染めるには、東急ハンズや通販で販売されている専用キットを活用してみましょう。

 

リサイクルする

譲り先が見つからないファストファッションや、状態のよくない洋服はリサイクルしてみましょう。

11.店頭の回収ボックスへ

ユニクロやZARAなど様々なブランドが店頭に古着の回収ボックスを設置している中、自社ブランド以外の製品、状態の悪い洋服、靴下やストッキング類まで、幅広く何でも回収しているのはH &M

迷ったらH &M一択です。

回収した洋服は、リユース品として販売されたり、清掃用品や断熱材として再利用されます。

洋服を袋に入れて持ち込むと、H &Mで使えるクーポンがもらえますよ。


12.自治体の資源回収を利用する

自治体によっては、状態の悪い衣類を回収している場所もあります。

回収された衣類は、工場に運ばれてリサイクルされます。

回収品目については、お住まいの自治体のごみ出し情報をご確認下さい。

 

焼却処分

行き場のない洋服は燃えるごみとして焼却処分するしかないですよね。

ここでは洋服類を燃やす前に、もう一回使う方法をご紹介しておきますね。

13.自宅でウエスとして使う

状態の悪い洋服は、ハサミで小さく裁断すると雑巾がわりのウエスとして活用できます。

筆者宅では、キッチン用・洗面用・リビングのフローリング用の3種類を常備しています。

洗って繰り返し使っても良いですし、汚れたものは一度切りの利用で捨ててしまっても構いません。

ウエスを導入すると、ティッシュ・フローリングワイパー・ウェットシートの出番が格段に減りますよ。

 

まとめ

今回は、着られなくなった洋服の処分方法について、筆者の知りうる限りの情報をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

洋服一つ手放すに当たっても様々な出口があることをお分かりいただけたと思います。

今後洋服を手放される際の参考となればうれしいです。

 

寄付や買取で洋服を処分できたとスッキリされる方も多いと思いますが、海外に輸出されたあとの洋服の行方についても知っていただければ。。

着用サイクルが短く設計されているファストファッションは、海外でも買手がつかない状況だったりします。

また、コートなどの冬服のニーズが低い場合なども。

処分先があるからといって安易に考えするのもよくないな、と考えさせられる内容です。

 

サステナブルなファッションとは、究極は「一つの洋服をできるだけ長く大切に着る」ということ。

処分方法も考慮した上で、どのようにおしゃれを楽しむのか、本記事をきかけに考えていただければうれしいです。

 

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