捨てない暮らし研究所

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ゼロウェイストな暮らしの学びが詰まったおすすめの書籍 7選

SDGsの概念が浸透する中、サステナブルな暮らしについて学びたいと思われている方も増えているかと思います。

SNSやウェブ、TVや動画でもゴミやサステナブルな暮らしに関する情報が紹介されていますが、本を読むとより深くて広い情報を得ることができます。

本記事ではゼロウェイストな暮らし(=ゴミをなるべく出さない暮らし)に興味がある、という方へおすすめの本をご紹介していきますね。

目次

 

ゼロウェイストな暮らしのアイデアを得る

まずは、ゴミを出さないゼロウェイストな暮らしのアイデアを得られるおすすめの本をご紹介します。

ゼロ・ウェイスト・ホームーごみを出さないシンプルな暮らし

ベア・ジョンソン 著/ 服部雄一郎 訳

『ゼロ・ウェイスト・ホーム』はゼロウェイストな暮らしに興味を持たれた方の多くの方が入門書として読まれている本です。

ゼロウェイストを実践するためには、「リフューズ(断る)」「リデュース(減らす)」「リユース(繰り返し使う)」「リサイクル(資源化する)」「ロット(堆肥にする)」がの5つのステップが大切だ、と本書の中で語られています。

生活のあらゆる場面でこの考え方を実践することがゼロウェイストな暮らしへの近道です。

著者のベア・ジョンソンさんは消費大国といわれるアメリカのカリフォルニア在住。

家族4人で1年間に1Lのビン一つ分のゴミしか出さない、という暮らしを楽しんで実践されている方です。

化粧品類を手作り品とするなどなかなか真似できない内容もあると思います。

無理なくできる範囲で参考にされてみて下さいね

 

地球のためにわたしができること

枝廣淳子 著

環境ジャーナリストの枝廣淳子さんの著書です。

ふわっと軽い詩的なエッセーのような文章で環境問題と日常生活を結びつけてまとめられています。

具体的には、レジ袋・トイレットペーパー・タオル・水筒・鉛筆・ふとん・おはしなどの身近なものを題材に、それらの背景・問題点をわかりやすく解説されています。

一点一点について、「こんな課題があるのでこんな暮らしをしてみてはどうでしょう」という押し付けがましくない書き方のため、すっと腑に落ちやすいと思います。

深い知識をベースにとても読みやすくまとめられているという点が稀有な書籍です。

日常生活の中で何が問題なの?自分には何ができるの?、という考えられている方におすすめです。

 

あるものでまかなう生活

井出瑠美 著

あるものでまかなう生活

あるものでまかなう生活

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食品ロス問題ジャーナリストの井出瑠美さんの著書です。

食品ロス問題を中心としつつ、日常生活で資源を無駄にしない暮らしのヒントが無数に散りばめられています。

各問題に対してのエビデンスがしっかりと示されており、何が問題か、何が大切かといったことを納得して読み進めることができます。

目次を見ていただくだけでも、情報量の多さがわかります。

内容は濃いですが、一つ一つのトピックスが独立しているので読み進めやいです。

まず身近な問題として食品ロス削減から取り組んでみたいという方におすすめの一冊です。

 

昭和に学ぶエコ生活

市橋芳則 著

本書では、昭和30年代以前の日本人の暮らしぶり・生活の工夫が紹介されています。

高度経済成長と呼ばれる昭和30年代〜40年代の間でモノの数は圧倒的に増え、平成になると便利さという名のもとに使い捨て用品が日常生活に溢れるようになります。

令和時代から振り返えると、モノが少なかった昭和30年代以前の暮らしぶりはとても質素に感じます。

エネルギーや資源を無駄なく使うサステナブルな暮らしのヒントが詰まっています。

蚊帳やハタキ、湯たんぽなどのアイテムなども登場し、昭和生まれの方にとっては懐かしい気分に浸ることのできる一冊ですよ。

 

もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

アズマカナコ 著

現代におけるエコな生活とは何か?のヒントが詰まった一冊です。

「ものを買うと、便利になる反面、保管の手間や手入れの手間を同時に引き受けることになる」とアズマさんは語られています。

所有者としてものに対して責任を持つことを覚悟して、ものを買っているのか、という問いを突きつけられるように思います。

 

循環型社会の本質を知る

江戸に学ぶエコ生活術

アズビー・ブラウン 著 / 幾島幸子 訳

アメリカ人研究者の視点でまとめられた、サステナブルな江戸時代の社会に関する本です。

江戸時代を旅する人が目にした風景を語る、というストーリー仕立てでまとめられています。

修繕やリサイクルが当たり前だった江戸時代の暮らしが手にとるようにわかる一冊です。

幕府が鎖国政策をとった江戸時代は、何としてでも日本国内の資源だけで人々の生活を支える必要がありました。

その一方で、江戸時代は安定した時代で合ったため人口が急激に増加。

需要が増え、一時は山がはげ山になるほど資源が足りなくなりました。

このような人口増加により直面した資源不足の問題を、幕府や農民、町人、武士らが一体的となり高度な循環型社会を築きあげることで解決したのが、江戸時代です。

現代社会における、人口増加の様々な問題を解決するためのヒントが詰まっていると思います。

 

サーキュラーエコノミー実践

安井昭博 著

資源を採取し製品を作り捨てる、という流れを断ち切り、使い終わった廃棄物を資源として再活用するサーキュラーエコノミーをどの国よりも先駆けて実践しているのがオランダです。

本書では、官民が一体となって取り組んでいるオランダのサーキュラーエコノミーの事例が12事例、日本での事例が5事例紹介されています。

リデュース(生産量を減らす)>リユース(再利用する)>リサイクル、の優先順位をビジネスへ落とし込むとどのような形になるのか、具体例を通じてイメージできます。

人・環境・経済の三方を良しとしたサーキュラーエコノミーの本質が学べる、読み応えのある一冊です。

 

まとめ

今回は、ゼロウェイストな暮らしに興味のある方におすすめの書籍をご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。

ゼロウェイストな暮らしの本質は「資源が有限であること理解し、資源を無駄にしない」ことなのだと思います。

ご紹介した本がきっかけとなり、ご自身なりに心地よい範囲でのゼロウェイストな暮らしを見つけていただければうれしいです。

 

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