ゼロウェイスト・プラスチックフリーを日々心がけて生活されている方は、市販のお菓子を食べる頻度はかなり減るのではないでしょうか。
プラスチック包装されているお菓子は買わないぞ!と決めてしまうと、スーパーやコンビニで販売されている市販のお菓子はほとんど購入できなくなってしまいますよね。
糖分や塩分の摂取が控えめになったりと健康面にはよいかもしれませんが、お菓子の時間の楽しみが減ってしまうかもしれません。
小腹が空いた時や、ほっと一息つきたい時、子どもがお菓子を食べたがる時などにちょっとしたお菓子があるとうれしいな、という思いから、
今回はパッケージゴミを出さずにお菓子を楽しむ方法についてまとめてみました。
1.容器持参で買う
量り売りショップではなくても、持参容器に入れてもらえれば、パッケージフリーでお菓子(おやつ)を購入することができますよ。
たこ焼き、たい焼き、回転焼き、焼き芋など屋台系や、パン、ドーナツ、和菓子、ケーキ屋さんのように個別包装されずショーケース販売されている店舗もお願いしやすいです。
少しの勇気を持って、容器に入れてもらえないか聞いてみましょう。
ミスドでドーナツを持参の容器に入れて下さいとお願いしてみたところ、若干奇異の目で見られながらも、わかりましたと入れてもらえました🍩✨#パッケージフリー#ゼロウェイスト pic.twitter.com/p0dlqbls2f
— ゴミ育のすゝめ | 捨てない暮らし研究所 (@Gomi_iku) July 1, 2021
なお、マイ容器持参で買い物できるお店の調べ方は以下の記事にまとめています。
2.量り売りショップでお菓子を買う
ナッツやドライフルーツ、シリアルなどは、量り売りショップで販売されています。容器持参し、好きな量だけ購入できるのが量り売りの魅力です。
全国の量り売り店舗については、プラなし生活さんの記事を参考とされて下さいね。
3.フルーツを食べる
フルーツは、手軽なおやつの代表格ですよね。
ビタミンも摂取でき、栄養価も高いので、市販のお菓子から置き換えしやすいと思います。
また、プラスチック包装なしでフルーツを購入できれば、ゴミも減らすことができます。
プラスチックフリーでフルーツを購入する方法については、以下の記事を参考にしてみて下さいね。
そのまま食べる
買ってきてからそのまま食べるパターンです。
むいた皮はコンポストに入れてしまえば、ゴミを出さなくてすみますね。
焼く・温める
フライパンで焼いたり、電子レンジで温めたりするだけで、水分が抜けてフルーツの糖度が上がります。
そのまま食べるのとはまた一味違った食感が楽しめます。
冷凍する
日持ちのしないフルーツを食べきれない場合や、夏場などは冷凍保存するとアイス代わりに食べられます。
天日干し
リンゴやバナナなど、天気の良い日に薄く切って天日干しにしておけば、ドライフルーツにできますよ。
野菜に分類されるプチトマトも、天日干しすると甘さが凝縮され、おやつのように食べやすくなるのでおすすめです。
天日干しについては、以下の記事にまとめています。
野菜も果物も天日干しの仕方は同じですので、参考にしていただければと思います。
4.お菓子を自分で作る
自分で作ることで、容器ゴミの量を減らすことができますよね。
材料に使うものもパッケージフリーや、リサイクル・リユース可能な素材で購入できれば、さらにゴミの量を減らせます。
こちらでは、家にあるような材料で手軽につくれるお菓子のレシピをご紹介しておきますので、よければ参考にして下さいね。
ジュースdeシャーベット
ジュースを製氷皿に注ぎ冷凍庫で凍らせるだけ、という誰でもとっても簡単につくれるレシピです。
夏場などちょっとアイスが食べたいなと思った時にちょうど良いサイズですよ。
りんごジュースやオレンジジュースなど、お好みのジュースで試してみて下さいね。
カスタードプリン
たまご、牛乳、砂糖、水、バニラエッセンス(お好みで)があればプリンをつくれます。
マグカップでお手軽につくれる方法をご紹介しておきますね。
カッテージチーズ
牛乳にレモン汁を加えて温めると、チーズができあがります。
牛乳のタンパク質は、酸性になると固まる性質があります。
レモン汁以外に、グレープフルーツの絞り汁やりんご酢などにも応用できます。
焼き芋
アルミホイルや新聞紙を使わずに美味しい焼き芋を作る方法もあります。
サツマイモは50〜60℃で熱すると分解酵素がはたらいてデンプンが麦芽糖に変わり、甘くなるんだそう。
高音で短時間温めるより、じっくりゆっくりと熱することが焼き芋を美味しく作るポイントですね。
ちなみに、焼き芋は冷凍保存可能です。
冷凍焼き芋は完全に解凍してから食べても良いですし、冷凍して半解凍の状態で食べても焼き芋アイスのようで美味しいので、ぜひお試しください。
べっこう飴
砂糖と水を混ぜて熱し、冷ますとべっこう飴が出来上がり。
砂糖は160℃を超えると茶色の飴になるため、作る時は耐熱性の高い容器を使って下さいね。
爪楊枝を使わず、リユース可能なシリコンカップなどに入れて冷ますとゼロウェイストに飴を楽しむことができますよ。
フルーツ飴
べっこう飴の応用編です。
フルーツ飴は、砂糖と水、フルーツで作ることができますよ。
リンゴやいちご、ぶどうなどお好きなフルーツで試してみてくださいね。
プラリネ
プラリネは、フランスの砂糖菓子。こちらもべっこう飴作りの応用編です。
砂糖と水を混ぜて温めた中に、ナッツ類を混ぜるて固めるだけで、オシャレな雰囲気のお菓子に仕上がります。
ミモザボンボン
材料は砂糖とたまごの黄身のみです。
お皿に敷いた砂糖を窪ませ、たまごの黄身をたらし、1時間放置するだけでたまごの黄身が固まり、出来上がり。
たまごの水分が砂糖の方へ出ていくことで黄身が固まる、という仕掛けです。
お菓子作りなどでたまごの黄身が余った時にお試し下さい。
5.市販のお菓子が食べたくなった時は
市販のお菓子が食べたくなった時は、
・包装がプラスチックではなく紙パッケージのものを選ぶ
・小分けではなく大袋入りを選ぶ
・訳あり品を積極的に選ぶ
といったことを意識すれば、プラ包装やゴミの量を減らすことにつながりますよ。
6.まとめ
ゼロウェイスト・プラスチックフリーでお菓子の時間を楽しむ方法についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
無理なく続けられる範囲で、ご自身の好みやライフスタイルにあった方法を見つけていただければうれしいです。
参考文献