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竹歯ブラシを使うメリット・デメリット・疑問点まとめ

脱プラ・プラスチックフリーに対する環境意識が高まったことで、プラスチック製の歯ブラシから竹製の歯ブラシへと置き換えられる方も増えてきたのではないかと思います。

竹歯ブラシを開発するメーカーも増えている一方で、

 

「完全に天然素材で作られている歯ブラシってあるの?」

 

「どの竹歯ブラシを選べばいいかよくわからない」

 

「使い勝手がよくなかったらどうしよう」

など、環境負荷や使い勝手などを気にされる方もいらっしゃると思います。

 

今回は、エコと言われている竹歯ブラシって実際のところどんな特徴があるの?という疑問から、メリット・デメリット・疑問点についてまとめてみました。

竹歯ブラシの購入を検討されている方のお役に立てば幸いです。

 

 

竹歯ブラシってどんなもの?

歯ブラシの持ち手の部分が竹でできている歯ブラシのことです。

ブラシの部分の素材については、大多数はナイロン製です。

一部馬毛や豚毛といった天然素材を使用されているメーカーもあります。

 

竹歯ブラシを使うメリット

環境に優しいとされている竹歯ブラシですが、実際に使ってどのようなメリットがあるのでしょうか。

思いつくかぎりの項目を列挙してみました。

1.プラスチック製に比べ長持ちする

市販の安価なプラスチック製歯ブラシだと、1ヶ月で毛先が開いてしまうことが多かったのですが、竹歯ブラシに変えてから半年くらい経っても毛先が保たれていました。

竹歯ブラシを使用されている複数のブロガーさんも、数ヶ月使うことができるとコメントされていました。

竹製歯ブラシは、プラスチック製と比較して長持ちする歯ブラシが多いといえます。

長く使うことができれば、買い替えの手間やストックの量を減らすことができ、家事の時短にも繋がりますね。

 

2.ナチュラルなインテリアに馴染みやすい

プラスチック製歯ブラシと違い、竹歯ブラシはナチュラルカラーのものが多いです。

持ち手の部分が木の色なので、ナチュラルなインテリアとの相性がよく、洗面所の一角がおしゃれな雰囲気になるという点もメリットです。

竹歯ブラシ以外の歯磨き粉やフロスなどのマウスケア用品全般もプラスチックフリーなものに合わせて置き換えると、生活感をより減らすことができます。

 

3.マイクロプラスチックの摂取量を減らせる

歯ブラシは口に入れるものですから、歯に当たってプラスチックの部分が削れてしまって、そのまま体内に入ってしまうということも考えられますよね。

口に入れるプラスチックを竹に置き換えれば、無意識的に体内に取り込むマイクロプラスチックの量を減らすことになります。

マイクロプラスチックの摂取を少しでも減らしたいと考えられるのであれば、竹製歯ブラシは安心といえます。

 

竹歯ブラシを使うデメリット

メリットがある一方、デメリットももちろんあります。

1.大きいサイズの歯ブラシが多い

日本製の竹歯ブラシはまだ少なく、海外製の大きめサイズが多いです。

子ども用とされているもので、大人が丁度よいサイズだったりします。

調査してみたところ、日本で開発されたMIYOのminiサイズが一番ブラシの部分が小さそうです。

それでも乳幼児の口には大きく、小学校低学年からだとちょうどいい大きさですね。

ガシガシと歯ブラシを噛んでしまう乳幼児にこそ竹歯ブラシが適していると思いますので、今後さらに小さいブラシが販売されることを願っています。

 

2.価格がプラスチック製よりも割高

竹製の歯ブラシは、プラスチック製に比べ流通量が少ないこともあり、まだまだ価格が割高です。

一本あたり300円以上と高価な歯ブラシもなってしまいます。

ネットでの購入がメインとなるため、送料が発生することも要因だといえます。

ただ、一本あたり長持ちする竹歯ブラシを選べばプラスチック製を短期間に買い替えるよりもコスパがよいといえます。

割安感に竹歯ブラシを購入したい場合は、まとめ買いが基本となります。

↓参考までに一番割安な竹歯ブラシを掲載しておきます。

 

3.ヘッド・毛先の形状が画一的

プラスチック製歯ブラシの場合、ヘッドや毛先の形状などの種類が豊富ですが、竹歯ブラシの場合はまだまだ種類が少なめです。

自分の好みに合ったヘッド・毛先の形状が見つかる確率はプラスチック製と比べて低いといえます。

 

4.手軽に試しづらい

竹歯ブラシの販売に関しては、以下3点の特徴があります。

・スーパーやドラッグストアには売っていない

・セット販売が多い

・単品で購入できる製品は割高

複数の種類を一本一本を試して自分に合った歯ブラシを見つけるには、予算がかかってしまいます。

さらに竹製は長持ちする歯ブラシが多いため、一回購入するとなかなか次の歯ブラシに移行しづらいです。

単品で購入したい場合は、メルカリなどフリマアプリのバラ売りを利用されてみてください。

 

5.家族で使う場合、判別しにくい

竹歯ブラシは、ナチュラルテイストな色の製品が多いです。

複数の家族が同じ種類の竹歯ブラシを使っていると、取り間違いが起こりやすいです。

まだまだ数は少ないですが、ファミリーで使う用に色付きの竹歯ブラシも販売されています。

家族で同じ歯ブラシを色分けで使いたい場合は、以下のメーカーを参考にされて下さい。

 

 

竹歯ブラシに関する疑問

1.竹歯ブラシはカビやすい?

竹は天然素材だからプラスチックに比べてカビやすいのではないか?と懸念される方も多いと思います。

筆者の使用している歯ブラシも、他のブロガーさんのレビューでもカビが生えて困ったという感想は特に見つけられませんでした。

竹には天然の抗菌作用があります

昔は、牛肉やおにぎりのような食品を竹の葉でくるんでいましたよね。食品に触れる菜箸やお茶たての茶せんなども竹製です。

ただ、プラスチック製であっても竹製であっても、養分(食べ残し)+水分+温度(20℃以上)の3つの要素があればカビは発生します

養分が残らないようにしっかりとすすぎ、水分がたまらないように乾燥させることが、カビを発生させないコツです。

竹歯ブラシの保管方法としては、ブラシ部分を下を向けて水を切るスタイルが推奨されています。

 

2.竹歯ブラシはコンポストで分解するの?

生分解性の竹歯ブラシともうたわれていますが、実際はどうでしょうか。

プラなし生活さんが、竹歯ブラシを解体されています。

歯ブラシは、本体と毛を接続する部分に金属が埋め込まれています。

自然に戻らない金属が混ざっているので、そのままコンポストへの投入は控え、分解し分別してからにしましょう

生分解性のナイロンや竹は土に埋めたとしても分解するまでも長い時間がかかる点もご留意下さい。

 

まとめ

竹歯ブラシのメリット・デメリット・疑問についてまとめてみました。

竹製の歯ブラシに変えてみたいけれど、実際のところどうなのだろうかと思われていた方の参考になればうれしいです。

竹歯ブラシの種類もこれから益々増えていくことと思われますが、無理ない範囲でお気に入りの竹歯ブラシを見つけていただければと思います。

 

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