小学校を卒業してしまうと、不要になってしまうランドセル。
6年間の思い出が詰まったランドセルは、まだまだ使える状態だと、処分するにも躊躇しますよね。
高価で、かつ長く使った思い出のランドセルをごみとして処分するのは気が引ける、と捨てずに自宅に保管されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに、自治体のごみ回収にランドセルを出す場合は、「可燃ごみ」に該当する場合が多いようです。(金物部分は不燃ごみとするなど、自治体によって処分方法が異なる可能性がありますので、実際の処分時は各自治体HPをご確認下さいね。)
今回はランドセルを捨てられない、という方向けにおすすめの処分活用方法をご紹介したいと思います。
1.ランドセルを保管箱代わりに使う
そのまま保管しているだけでは、ただ場所を取るだけになってしまうランドセル。
中に物を入れられる形状であることから、ランドセルを子ども時代の思い出の品の保管箱として使われている方もいらっしゃるようです。
思い出の詰まったランドセルをどうしても手放せない、という方におすすめの方法です。
定期的にランドセルや、中に入っている思い出の品を見て、小学校時代の思い出に浸ることができますね。
他にも、防災備蓄用品をランドセルに保管しておくなど、工夫次第で保管用品としての使い道は広がります。
2.身近な人にランドセルを譲る
身近な人に譲るのは、輸送コストを抑えランドセルを再利用できるので、一番環境負荷の低い活用方法といえます。
兄弟や親族、近所の知り合いなど、ランドセルとされている人に譲る考え方です。
但し、新品志向の方も多いと思いますので、無理に譲ろうとしない点がポイントです。
また、中古品となってしまうため、事前にランドセルの状態を見せて試しに背負ってもらうなど、譲る前にきちんと相手に確認してもらいましょう。
地元の人に譲る際には、対面での状態確認してもらえるジモティーなどのサービス利用が安心です。
3.フリマアプリでランドセルを売る
状態の良いランドセルであれば、メルカリやラクマといったフリマアプリを活用して、必要な方に譲る方法もありますね。
後でトラブルにならないよう、傷や金物の状態などはきちんと写真・文章で伝えましょう。
ランドセルは、フリマアプリ上で送料込みで1500円〜くらいの金額で販売されています。
上質な革を使用している、有名ブランドのランドセルなど、検索上でヒットしやすい物が比較的売れやすいようです。
4.ランドセルを寄付する
ランドセルの寄付を受け付けている団体は多数あり、「ランドセル 寄付」で検索すると、多くの寄付先が見つかります。
寄附したランドセルの多くは海外へ送られ、現地の子どもたちの通学カバンとして活用されます。
原則、寄付先への送料(1,000円〜)は、寄付する側が負担する仕組みです。
以前はソフトバンクやイオンが持込みのランドセルの寄付を受け付けていましたが、コロナ禍の状況により、現在受け付け停止となっています。
ランドセルを困っている人の元へ送りたいという思いの方は、支援団体の活動内容やランドセルの送付先をご確認下さい。
寄付先については、以下のHPを参考にして見て下さい。
次もランドセルとして使われる物ですので、状態の良い物を送るようにしましょう。
5.ランドセルをリメイクする
意外と知られていないのですが、ランドセルをリメイクする方法があります。
「ランドセル リメイク」で検索すると、いくつもヒットします。
リメイクする際には、以下の点を確認しておきましょう。
・ランドセルの傷みが激しくないか
・リメイクできるカバンの形状か
・リメイクできる素材か
リメイクアイテムとしては、お財布やパスケース、アルバム、ミニランドセルなど、様々な製品があります。
本記事では、大人になっても長く使えそうなシンプルなデザインのリメイク品をご紹介しておきますね。
◾️実用性重視の革小物セット ルーラル rural
写真はrural HPより
大阪府の工房、ruralでは、ランドセルリメイクを全国対応しています。
一つのランドセルから複数のアイテムをお得にセット注文できます。
ランドセルのふたの部分を使ってリメイクされるようです。
セットメニューの他にも、単品でiPhoneケース、長財布、折財布、写真立て、キーケース、四角コインケース、パスケース、キーホルダー、名刺入れなども手掛けられています。
◾️スツールにする ヒノキクラフト
ランドセルリメイク|便利な椅子にリメイク|ランドセルスツール
写真は ヒノキクラフトHPより
静岡県のクラフトショップでは、ランドセルのカバーの部分をスツールの座面に使用したランドセルスツールを販売されています。
ちょっとした物置きや腰掛け、アウトドアのシーンなど便利な、折りたたんで持ち運べるサイズのスツールです。
手持ちのランドセルの色と椅子の足を掛け合わせ、事前に仕上がり状態をシミュレーションできます。
ランドセルスツール|ランドセルリメイク|カラーシミュレーター
また、ランドセルの革の座面が痛んできた場合は、別の革や帆布に張り替えても可能なので、長く使い続けることができますね。
以下の状態のランドセルは、スツールには不適のようですので、事前に確認の上ご注文下さい。
・表面がひび割れ等、ひどく損傷しているもの
・表面がベタつき、加水分解が始まっているもの
・錠前が、かぶせ前面に付いているもの
・半かぶせや非対称のかぶせのもの
・ベロ取り付け付近に装飾突起物があるもの
・かぶせの幅が26.5cmをこえるもの
まとめ
いかがでしたでしょうか。
思い出が詰まったランドセル、捨てる以外の処分方法・活用方法を見つけていただければうれしいです。
他にも捨てない暮らしに関する記事を書いています。
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