本記事は、
靴下をサステナブルな視点で選ぶにはどうしたらいいんだろう?
エコな靴下って何?
とお考えの方向けの内容です。
靴下は、人生で何回も買い替える消耗品。
穴が空いたり、生地が薄くなったり、ゴムが緩くなったら替え時ですよね。
消耗品として使い捨てられる靴下について、よりサステナブルでエコな選択ができないかと考えられる選択肢全てを書き出してみましたので、よろしければ参考にしてみて下さいね。
靴下を履かず裸足で過ごす
当たり前の話ですが、そもそも靴下を履かない選択をすると靴下を購入する必要がなくなります。
メリット
・靴下を管理する手間が削減できる
・足が蒸れにくい
・靴下の購入費が浮く
デメリット
・靴ずれを起こしやすい
・靴が痛みやすい
日本では一年中裸足で過ごすことは難しいかもしれませんが、夏期のみサンダル+裸足で過ごすなどの工夫で靴下の消耗量自体を減らすことはできますね。
日々の靴下の履き方を工夫する・メンテナンスする
1.親指に指サックを装着する
靴下でもっとも穴が空きやすい場所は足の親指の部分です。
特に薄い生地の靴下やストッキングは穴が空きがちですよね。
実は、靴下の穴あき対策の救世主として指サックというものが販売されているんです。
お洒落に履きこなせば足元ファッションのワンポイントにも。
指サックはタイツやパンストなどの
— Tabio 靴下屋 (@Tabio_JP) 2022年5月9日
穴あきに効果的と思われておりますが、
もちろんシースルー系の靴下にも◎https://t.co/spmNMrmtxd
7号 pic.twitter.com/SyghCVQOsB
ちなみに、指サック着用のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・薄手の靴下の寿命を伸ばせる
・こまめに爪を切らなくても良い
デメリット
・指サックは紛失しやすい
・靴下を履く時に一手間増える
靴下の穴あきで悩まれている方におすすめの方法ですので、よければ一度お試し下さい。
2.穴の空いた靴下を修繕して履き続ける
穴が空いたからといってすぐに捨ててしまわない修繕して使い続ける選択肢もあります。
最近では、イギリス発の修繕方法『ダーニング』がおしゃれに穴を塞ぐ方法として注目されています。
使う糸の色や縫い方を工夫するとかわいい雰囲気やユーモラスな印象に仕上がります。
世界で一つの自分だけの靴下として、愛着をもって使い続けられますよ。
サステナブルな靴下の購入方法
1.新古品、中古品を購入する
完全な新品を買わないこともサステナブルな靴下の購入方法といえます。
メルカリ・ラクマなどのフリマアプリや、セカンドストリートなどの中古品店販売されている、新古品や中古品の靴下を買うだけなので、誰でもできる簡単な方法です。
メリット
・お得な値段で靴下を購入できる
デメリット
・選択肢が限られる
新品のまま・ほどんど着用されないまま洋服類が廃棄される、ファッションロス問題の解決にもつながります。
2.同じ種類の靴下に統一する
毎日履く靴下を同じ色・形の靴下に揃えておく手法です。
同じ種類の靴下に統一しておくと、例えば片方の靴下を穴が空いたり、紛失してしまったりした場合も、他の組合せを変えることで継続して使い続けることができます。
メリット
・片方がなくなってもずっと使い続けられる
・洗濯後にペアを探す必要がなくなる
デメリット
・色んな色柄の靴下を履くおしゃれを楽しめない
なるべく廃盤になりにくい定番商品を選ぶこともポイントです。
最初から左右不揃いの靴下なども。
『ソルメイトソックス』は不揃いな柄もおしゃれとして楽しもう、というコンセプトの商品です。
Solmate Socks - ソルメイトソックス公式ストア
『ソルメイトソックス』の全ての製品は、流通前に発生する廃棄物と再生コットン糸で縫製されています。
ポップでアクセントになる靴下をお探しの方におすすめのブランドです。
3.残糸を使用した靴下を選ぶ
残糸とは、工場などで余ってしまい廃棄されてしまう糸のことです。
残糸を使用した靴下製品を選べば、工場の生産過程で出る糸の廃棄量を減らすことに貢献できます。
メリット
・残糸が混ざった色彩を楽しめる
デメリット
・残糸を取り扱っているブランドが少ない
・全く同じ色柄では揃わない
「わざわざ」の残糸ソックスわざわざオリジナル
わざわざ残糸靴下 わざわざオリジナル - パンと日用品の店 わざわざ オンラインストア
4.耐久性のある靴下を選ぶ
なかなか穴が空きにくい丈夫な靴下を履けば買い替えの頻度を減らすことができます。
登山用、ランニング用、その他スポーツ用の靴下は、過酷な使用に耐えるられるよう作りがしっかりとしています。
メリット
・耐久性があるため買い替え頻度が少なくてすむ
デメリット
・一足2,000円〜3,000円以上と靴下にしては高価な商品が多い
「世界で一番丈夫な靴下」と呼ばれる有名な靴下ブランド「Darn Tough (ダーンタフ)」は、「通常の使用で穴があいた場合は商品を無償で交換する」と購入者と約束するほど製品の耐久性に自信を持たれています。
また、登山用の靴下には、冬暖かく夏涼しいメリノウールという天然素材を使用している製品が多く年中履くことができます。
パタゴニア
ウィメンズ・ソックス | パタゴニア公式サイト | Patagonia:ウィメンズ | ソックス
モンベル
5.プラスチックフリーな天然素材を選ぶ
洗濯時に化学繊維のマイクロプラスチックが海へ流出することを防ぐために、できる限り自然素材由来の商品を選ぶというのもサステナブルな方法の一つといえます。
天然素材100%と記載されている場合、以下の3パターンに分かれます。
①表糸のみ100%天然素材、裏糸が化学繊維
②表糸裏糸とも天然素材、ゴムの部分のみ化学繊維
③全て天然素材
靴下はナイロンなど化学繊維の糸によって伸縮性を維持しているため、天然素材の割合を増やすほどゆったりした履き心地になります。
調べたところ、③の全て天然素材の靴下を扱っているブランドはかなり少ないようです。
全て天然素材にこだわらなければ、選択肢は広がります。
千代治
ゴムを使用しない、シルク100%、オーガニックコットン100%の靴下を販売しているブランドです。
他にも麻100%やウール100%の商品を販売されています。
harmonature
ゴム部分に天然ゴムを使用した100%天然素材の靴下を販売されているブランドです。
使用済みの靴下の処分方法
1.リメイクする
使わなくなった靴下は、中にわたを入れて人形にしたり、テーブルの足カバーにしたり、レッグウォーマーとしたり、と発想次第で様々なものに転用可能です。
お気に入りの柄の靴下であれば、リメイク方法を色々と考えて見るのも楽しいですよね。
簡単にできる靴下リメイクのアイデアがまとまった動画を見つけましたので、こちらでご紹介しておきますね。
2.ウエスとして掃除に使う
靴下を捨てる前に汚れた場所の掃除に使用します。
雑巾がわりに使えるため、大掃除などで活躍します。
上の動画にもありますが、ハンディモップに装着することもできますよ。
3.使用済み靴下をリサイクルする
使いみちのない靴下は、リサイクルに回してみましょう。
ただ、使用済みの靴下を引き取ってもらえるケースは案外少ないんです。
こちらでは使用済みの靴下を回収してくれる店舗をご紹介しますね。
他社製の靴下でも回収してくれる店舗
ユニクロ・GUは、自社製の靴下のみ回収対象です。
4.土地に還す
全て天然素材であれば、土に還すことができます。
細かく刻んでコンポストなどに投入してみましょう。
ただし、分解には1年以上の期間がかかる点はご注意下さい。
まとめ
今回は、靴下というワンアイテムの選び方・使い方の工夫について、エコでサステナブルな観点からまとめてみました。
無理のない範囲でエコ・サステナブルな靴下生活をライフタイルの中に取り入れてもらえるとうれしいです。
他にも捨てない暮らしに関する記事を書いています。
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