今回は、マイボトルのメリット・デメリットについて考えてみました。
自分はマイボトル派だけれども、家族はコンビニや自販機でペットボトル飲料を買うタイプだ、という方もいらっしゃるのではないかと思います。
マイボトルを持とうか悩んでいる、ご家族や知り合いにマイボトルの良さを伝えたい、という方の参考となれば幸いです。
1.マイボトルを利用するメリット
まずは、マイボトルを利用する際のメリットについて見ていきたいと思います。
1-1.節約につながる
一番わかりやすいのが、金銭面のメリットですね。例えば、毎日1本150円のペットボトル飲料を購入している場合、一か月で4,500円、年間54,750円もの金額をペットボトル飲料に使っていることとなります。
1-2.ゴミ分別の手間を削減できる
飲料の容器としては、ペットボトルが最も多く使われています。その他、缶、紙パック、瓶などが使用されています。これらの容器はリサイクル可能なものが多いいため、エコ意識の高い方は、家に持ち帰り、洗って分別保管し、資源ゴミとしてリサイクルされていることと思います。こうして一連の流れを考えると、飲料容器のリサイクルって以外と手間がかかっていますよね。
マイボトルを利用することで、リサイクルゴミを減らすことができ、家の中もすっきりとします。
参考)容器別生産量推移(2010年~2019年) | 全清飲
家に持ち帰らずに外出先のゴミ箱に入れてしまえば、分別の手間なくリサイクルにも回せると考えられている方もいると思います。ただ実態としては、自販機横のリサイクルボックスはゴミ箱と考えられている方も多く、ペットボトルや瓶缶以外のゴミも混じっています。異物や汚れのついたものが混じっていると、リサイクルできるゴミも不燃・可燃ゴミとして捨てざるを得ません。
参考)自販機横のリサイクルBOX、“ゴミ箱扱い”過半数、全国清涼飲料連合会が意識調査|食品産業新聞社ニュースWEB
2.マイボトルを利用するデメリット
マイボトルへの給水をためらわれる方は、以下のような理由をあげられるのではないでしょうか。
2-1.荷物が増える
マイボトルを持ちあるくことで荷物が増えてしまう、と思われる方もいると思います。容器の重さで比較すると、使い捨て容器が最も軽いという点は否めません。
2-2.マイボトルを洗浄しないといけない
マイボトルの洗浄が面倒だと感じられる人もいると思います。特にストロータイプやワンタッチ水栓タイプなど、複雑な構造の水筒は、細かいパーツごとに洗浄しなければなりません。
2-3.補給する飲み物の準備が面倒
水道水をそのまま入れるのは嫌だけれど、お茶を沸かすのも面倒だな、などと中に入れる飲み物準備の手間を省くために、使い捨て容器入りの飲料を買われる方もいると思います。
3.デメリットの解消法
2.で挙げた理由によりマイボトルを持つことに抵抗がある人もいると思いますが、それらのデメリットを軽減できる水筒や仕組みを採用することも可能です。
3-1.軽くて洗いやすい水筒を選ぶ
「荷物を増やしたくない」「洗浄手間を省く」という観点から、軽いマグタイプ(スクリュータイプ)の水筒をご紹介したいと思います。マグタイプとは、ボトルに直接口をつけて飲むタイプの水筒です。パーツが少ない分、洗う手間も少なくできます。
①プラスチック製ボトル
くり返し利用できる水筒の中では、プラスチック製ボトルが最も軽量ですね。
こちらの製品は500ml入りで約90gと軽量です。
②シリコン製折りたたみボトル
プラスチック製よりは重くなりますが、シリコン製のボトルなども販売されています。
600ml対応で約160gです。耐熱温度は-50℃〜200℃です。使い終わった後コンパクトにたためる点が魅力です。
③金属製ボトル
保温性能が高く軽量な金属製の水筒も販売されています。
140mlで120gの重さです。省スペースでカバンの中に収納されたい方にお勧めです。
同シリーズは、500mlタイプ でも190g、600mlタイプで230gと軽量
仕様などの詳細はタイガー魔法瓶HPをご確認下さい。
こちらも350ml で170gという軽量サイズの水筒です。
同シリーズの 480ml タイプは重さ約200gです。
3-2.手軽に飲み物を補給する方法
自宅でお茶を沸かすのが面倒だ、という方には以下の方法をおすすめしたいです。
①勤務先や学校で給水する
毎日通う勤務先や学校などに給水機が設置されていれば、利用しやすいですね。経費で賄われているため、直接的な出費も減らせます。
②給水スポットで給水する
特に水分の消費量が増える夏場に、マイボトルの水を飲み干してしまい、コンビニや自販機で追加の飲料を購入したという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
街の中でマイボトルに給水できれば、マイボトルを持ち歩くメリットが格段に上がりますよね。こちらでは給水スポットを探すのに便利なアプリ・サイトをご紹介しますね。
mymizuアプリ
全国を対象とした給水スポット登録アプリです。
Riffil Japan 給水マップ
地域特化型のマップです。マップを見ると、給水スポットを広めようと頑張っている地域がよくわかります。
無印良品
無印良品では、無料で給水できる給水機が設置されています。対象店舗は以下のURLよりご確認下さい。→給水機設置店舗一覧
公共施設
公園や図書館などには給水機が設置されている場合が多いです。
また、給水機・給水スポットの設置に力を入れている自治体も増えてきています。
湧き水スポット
都心部を外れると、湧き水を利用するということもできますね。飲用可かどうかは事前にお調べ下さい。
③自宅の水道水をそのまま補給する
日本は、世界でも数が少ない水道水をそのまま飲める国ですが、塩素のにおいが気になり自宅で水道水をそのまま飲まない方も多いと思います。塩素を抜くには沸騰させたり一晩汲みおくということが一般的ですが、より手間を少なく塩素を抜く方法があります。
浄水機能付ボトルを採用
浄水機能付きのボトルが販売されています。浄水器を通すことで、塩素臭さが軽減されます。外出先の水道水にも利用できますね。
レモン汁を数的入れる
レモン汁を加えると短時間で塩素を除去できます。おしゃれなカフェなどでレモンの輪切りを入れた水が提供されることがありますが、塩素除去に効果があるということですね。
炭を入れる
比較的短時間で塩素を除去できるだけでなく、竹炭に含まれるミネラル分が水に溶け出しまろやかになります。
③コーヒーをマイボトルで購入する
水ではなく、コーヒーなどの嗜好品をマイボトルに入れる選択肢もありますね。マイボトル自残割引のある店舗もあり、お得にコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーショップ
スターバックスやタリーズなどのコーヒーショップでは、購入した飲料をマイボトルへ入れてもらうことができます。
コンビニ
ローソンのマチカフェでも、マイボトルへコーヒーを入れてもらうことが可能です。
4.まとめ
今回はマイボトルのメリット・デメリットにフォーカスしてみましたが、いかがでしたでしょうか。本記事を読んでマイボトルをお得に楽に活用する方法を見つけていただけばうれしいです。