冷蔵庫で食品を保存する容器ってどんなものがあるんだろう?プラスチックフリーな容器ってあるの?長く使えるものを探したいけれどなかなかよい容器が見つからない、、など食品の保存容器をどんなものにしようか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はプラスチックフリー・食品ロス削減・家事効率化の視点から食品保存容器についてまとめてみました。
目次
1.容器選びのポイント
1-1.劣化しにくい
1-2.食品の管理がしやすい
1-3.保存容器のまま食卓に並べられる
2.ガラス瓶
2-1.ガラス瓶利用のメリット
2-2.ガラス瓶利用のデメリット
2-3.ガラス瓶の入手先
3.耐熱ガラス容器
3-1.耐熱ガラス容器利用のデメリット
3-2.耐熱ガラス容器利用のデメリット
3-3.ガラス製容器の入手先
4.ホーロー製容器
4-1.ホーロー製容器利用のメリット
4-2.ホーロー製容器利用のデメリット
4-3.ホーロー製容器の入手先
番外編 シリコン製容器
・シリコン製タッパー
・スタッシャー
5.まとめ
1.容器選びのポイント
1-1.劣化しにくい
容器自体を長く使い続けるためには、容器本体が劣化しにくいという点がポイントとなりますね。長く使用できる容器を選ぶことは、ゴミの削減にもつながります。
ガラス製、陶器製、ホーロー製、ステンレス製、シリコン製などの容器が該当すると考えられます。
保存容器として一般的に利用されているプラスチック製容器は、内部に細かい傷が付きやすい、食材の色・においうつりが起こりやすいという点から比較的劣化しやすいといえます。
1-2.食品の管理がしやすい
中に入れた食品の管理がしやすい形状であることも大切ですね。
具体的には、中に入っているものがわかるように透明又は、書き込み可能な容器としています。容器に入れた食品の状態や消費期限を把握できると、食べ忘れ(食品ロス)を防ぐことができます。
透明性という点では、ガラス製・プラスチック製の容器が適しているといえます。
また、容器への書き込みという視点ではホーロー製容器の使い勝手が高いです。
これら以外の容器でも、マスキングテープなどを活用し食材名・調理日を表示することは可能ですが、マスキングテープが使い捨てとなってしまう点が難点です。
1-3.保存容器のまま食卓に並べられる
食器洗いのお皿を減らす家事時短を考えると、食品を保存容器のまま食卓に並べたいと思います。効率のみならず食卓に並べた時の見た目も重要ですよね。シンプルな形状のガラス製、陶器製、ホーロー製、シリコン製容器であれば、蓋を外せば食卓にならべても違和感ないのではないでしょうか。
まとめてみると、総合的にガラス製・ホーロー製の容器のポイントが高いですね。
ということで、ガラス製・ホーロー製容器をピックアップしていきたいと思います。
2.ガラス瓶
ポイントの高かったガラス製容器の中で、ガラス瓶についてみていきたいと思います。
2-1.ガラス瓶利用のメリット
①市販の容器をリユースできる
市販のジャムなどが入っていた容器をそのまま保存容器としてリユースできますね。イニシャルコストをかけずに利用できる点がメリットですね。
②冷凍できる
瓶は冷凍することもできます。ジャムやトマトソースなどのようにドロッとした液体状のものは、8割程度を目安に冷凍してみて下さいね。水やお酒など完全な液体を入れたまま凍らすと液体が膨張してガラスが割れてしまうのでご注意下さい。
③透明で中身を確認しやすい
ガラスは透過性が高く、蓋を開けなくても中身の状態を確認することができます。中に何が入っているか、痛みかけでないかなどがパッと見てわかるので食品を管理しやすいですね。
2-2.ガラス瓶利用のデメリット
①割れる可能性がある
耐熱ガラスを用いていない一般のガラス瓶は40℃以上の温度差に弱いため、いきなり熱湯につけたり、熱したあとに急速冷凍すると割れてしまいます。
参考)瓶の取り扱いについて|ガラス瓶問屋ちゅうくうwebSHOP
②収納時にデッドスペースが生まれる
ガラス瓶は円柱形状のため、四角い形状と比べると、並べて収納する場合に隙間ができやすく、結果として収納スペースが必要となってきます。
③蓋を開ける時に力が必要
回転式の蓋の場合、蓋を開ける時に固くて困ったことはありませんか。蓋が開けづらいのはガラス瓶のデメリットです。但し、凹凸のあるシリコン製ラップを使えば楽に蓋を空けることができますので、お困りの方はぜひお試しください。
2-3.ガラス瓶の入手先
①使用した瓶をリユース
自宅で使っていた瓶でもよいですし、ジモティなどのフリマサイトで譲り受けることもできますね。
②100円均一ショップで購入
最近の100円均一ショップでは、ガラス瓶の種類も増えてきています。プチプラのおしゃれでかわいいガラス瓶を探したい方におすすめです。
③WECKを購入
WECKはドイツ製の容器です。大中小のガラス瓶に、ゴムパッキンやシリコンキャップ・木の蓋・ステンレスの持ち手などパーツを組み合わせて自分好みにカスタマイズできる点が特徴です。
急冷、急熱を避けて耐熱温度差80℃以内であれば、電子レンジやオーブン、食器洗い乾燥機での使用も可能です。
使い方詳細は公式HPでご確認下さい。
3.耐熱ガラス容器
耐熱ガラスは急激な温度変化にも耐えるガラスです。
3-1.耐熱ガラス容器利用のメリット
①冷凍できる
温度差を気にせず冷凍庫に入れて冷凍できます。
②電子レンジやオーブンにも使える
耐熱ガラスは急激な温度変化にも対応できるため、電子レンジやオーブンでも安心して利用できます。
③角形の容器はスペースを有効利用できる
耐熱ガラス容器には角形のラインナップもあります。角形だと冷蔵庫に並べた時に隙間ができにくく、空間を有効活用できますね。
④容器が透明で中身を確認しやすい
ガラス瓶と同じく、透明なため中に何が入っているかを確認できる点がポイントです。
3-2.耐熱ガラス容器利用のデメリット
①割れる可能性がある
ガラスでできているため、扱い方によっては割れる可能性があります。取扱いには十分にご注意下さい。
②蓋はプラスチック製の場合が多い
プラスチックフリーを心がけられている方は、蓋がプラスチック製ということに抵抗があるかもしれません。調べてみましたが、今のところ蓋がプラスチック製の容器が一般的のようです。
3-3.耐熱ガラス容器の入手先
①100円均一ショップで購入
ダイソーなどの100円均一ショップでも耐熱ガラス容器が販売されている場合もあります。200円や300円の値段ですが、予算を抑えて購入したい方にはおすすめです。
②iwaki製品を購入
予算に余裕があるなら蓋が半透明で角型のiwaki製の容器がおすすめです。
中に何が入っているのかがよくわかり、耐久性も高く使い勝手のよい一品です。
4.ホーロー製容器
4-1.ホーロー製容器利用のメリット
①見た目がシンプルマジックで書き込める
白い色のホーローの容器であれば、プロッキーなどのマジックで中に入っているものを記載できます。透明ではないですが、直接ホーローに書き込めることで食品の管理はしやすいと思います。
冷蔵庫で場所を取らない絶妙なサイズでスッキリ!
— rondobell (@rondobell_V) August 6, 2015
日付や食材名を油性マジックで書いても普通に洗剤つけたスポンジで洗えば落ちる( ´ ▽ ` )
野田琺瑯、なんて素晴らしい! pic.twitter.com/vkbsNpj7FV
②冷凍可能
ホーロー容器は冷凍にも対応しています。
③直火・オーブン対応可
冷凍・冷蔵していた食品を温めたいときに直火にかけられる点もホーローのメリットです。但し、IHには対応していません。オーブンで約300℃まで温めることもできます。
4-2.ホーロー製容器利用のデメリット
①割れる恐れがある
急激な衝撃を与えるとヒビ割れや剥がれの恐れがあります。空焚きや急冷なども割れや剥がれにつながりますので、使用の際はご注意下さい。
②電子レンジ使用不可
ホーローは金属でできているため、電子レンジで使用するとスパークや爆発の原因となります。
4-3.ホーロー製容器の入手先
ホーロー製容器といえば野田ホーローが有名です。無印良品 など使いやすい大きさのものを探してみて下さいね。ホーロー容器も蓋はプラスチック製です。
番外編 シリコン製容器
電子レンジ・オーブン・湯せん・冷凍まで利用でき、落としても割れない、という点がシリコン製容器のメリットです。
・シリコン製タッパー
クラウドファンディングで資金集めをされていたシリコン製ボウル「ベソビダ」。食器のように食卓にも並べても違和感のない色調の保存容器です。丸いフォルムがかわいいですね。
・スタッシャー
シリコン製のスタッシャーは、マチのあるタイプが容量が大きく使いやすいです。
そのまま食卓へ並べるられる形状ではないですが、保管〜調理まで一連の流れを考えると便利なアイテムです。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、ゼロウェイスト・食品ロス削減・家事効率化の観点から食品保存容器を選定してみました。
今回ピックアップした容器以外にもステンレス製や陶器製の保存容器などもあります。
本記事を参考にご自身のライフスタイルに合った容器を見つけていただければうれしいです。
※注)容器の使い方や耐熱性能については、各容器の取り扱い説明をご確認下さいね。
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