みなさんは、『ジモティ』というサービスを利用されたことはありますか?
『ジモティ』は地元情報に特化した無料の掲示板です。
不用品の受け渡し他、アルバイトやパートの募集、イベントの案内なども掲示されています。
本記事では、筆者が不用品を出品してみてわかったメリット・デメリットをまとめています。
メルカリやラクマなどのフリマアプリと違って、対面取引形式であることが不安で利用をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ジモティを使い都市部・地方エリア合わせて50回以上取引した筆者の経験も踏まえた内容としていますので、よろしければ参考にしてみてください。
ジモティ出品のデメリット
まずは出品することのデメリットから。
エリアによっては譲り先が見つかりづらい
『ジモティ』は地元の人に譲るがコンセプトのため、他のフリマアプリと比較して譲り先の母数が少ないです。
人口密度の高い都市部では比較的譲り先が見つかりやすいのですが、郊外・地方エリアではそもそも商品を探している人自体が少ないので譲り先が見つかりづらかったりします。
受け渡しに時間がかかる
『ジモティが』他のフリマアプリと違うのは、対面で直接受け渡しする点です。
譲り先との受渡し日時のやりとり・受渡し場所への移動などに時間がかかるのがデメリットです。
稀に郵送を希望される方もいらっしゃいますが、手続きが煩雑なため筆者は断っています。(郵送する場合はメルカリやラクマのサービスを利用する方が安心です)
遠い場所での受渡しとせず、なるべく家の近所で受け渡す、通勤途中や買い物ついでに受渡しできる場所・時間を選ぶなど工夫すれば時間短縮できますよ。
やりとりが途絶えることがある
メルカリやラクマといったフリマアプリでも、コメントのやりとりで途中から連絡が返ってこない方がいらっしゃいますよね。
『ジモティ』でも体感として4〜5人に1人くらいは途中でコメントが途絶えることがあります。
ただ、連絡が途絶えるのはほとんど購入検討中の人。
「譲り受けます」と明確に宣言いただいた方との間で連絡が途絶えたことは50回以上のやりとりの中では1件もありません。
譲り受けるメリットのある方はきちんと連絡されることの方が多いのでご安心ください。
取引のドタキャンが発生する可能性もある
コロナ禍であることも影響していると思われますが、体調不良など理由にキャンセルが発生する・受渡し日が延期になることもあります。
対面受渡しならではのデメリットといえます。
安くしないと売れない
『ジモティ』は他のフリマアプリと異なり、0円でものを譲ることができるのが特徴。
0円出品の商品目的でアプリに登録している方も多く、「安くてお得に」と考える人がメインユーザーといえます。
相場より安い価格・格安でないとなかなか引き取り手が見つからないことも。
「少しでも高く売りたい」と思う商品はメルカリやラクマで売る方がよいかもしれません。
出品直後しか売れない
出品から時間が経ってしまうとなかなか売れない。
他のフリマアプリもそうですが、出品直後は「いいね」やコメントがつきやすいです。
ただ時間が経つとほとんど検索もされなくなるので、時間がたった商品は再度出品した方がよいでしょう。
同じ商品を何度も繰り返し出品できない
『ジモティ』では同じタイトル・紹介文の商品は繰り返して出品できません。
複数同じものを譲りたい時は少々面倒ですが、タイトルや紹介文を一部変更して出品しましょう。
この作業は少々面倒ですね。
業者さんが引き取りに来る可能性がある
一般ユーザーの中に業者さんが含まれています。
誰か大切に使ってくれる人に譲ろうと思っていたもの、業者さんが引き取りに来られると残念だと思われる人もいらっしゃると思います。
0円で出品したとき、やたら取引実績が多い人からコメントがきたときは注意しましょう。
譲ってもよい方は特に気にする必要はないですよ。
対面取引が不安
初対面の方との対面取引って、ちょっとドキドキしますよね。
何度も経験している筆者でもドキドキしますので、初めての方はより不安だろうと思います。
『ジモティ』公式にも以下の点に注意するよう記載してあります。
・自宅から離れた場所で受け渡す
・人通りの多い場所で受け渡す
・自分以外の家族や友人にも立ち会ってもらう
一人きりになる場所では絶対に避けましょう。
アプリのユーザービリティが低め
他のフリマアプリと比較した場合、アプリのユーザビリティはやや低いです。
例えば、受渡し予定者を登録しても出品自体が停止とならないため、他の人からも次々とコメントが入ってくる点など。
メッセージへの返信が面倒なので、自分で【お譲り先決定】などタイトルを変更しなければなりません。
ジモティ出品のメリット
捨てるしかないものも0円出品すると引き取ってもらえる
0円にして出品すると引き取り手が見つかりやすいです。
0円出品だけを見ている人もいるくらいです。
捨てるくらいなら誰かに使ってほしいという思う商品であれば、0円で譲ってみましょう。
全くお小遣いにはなりませんが、中には引き取りの際にジュースなど差し入れしてくれる心優しい方に出会えることがあります。
粗大ゴミを廃棄する手数料・手間を省ける
家具や家電類を粗大ゴミとしてお金を出して処分するくらいなら、0円でも引き取ってもらえる方がありがたいですよね。
手続きが面倒で、指定された日時に出さないといけない粗大ゴミと違い、希望日に自宅近くまで引き取りに来てもらえる点がメリットです。
配送料がかからない
直接手渡しを選べば配送料がかかりません。
特に大型の家具など、フリマアプリで販売すると送料だけで数千円〜一万円ほどしてしまう場合も。
送料分安く譲れるので、譲り先にも喜んでもらえますよ。
梱包手間が不要
直接手渡しができるので、丁寧な梱包は不要です。
このまま渡しますね、と直接手渡ししても特に嫌がられるようなことはありませんでした。事前に包装なしで渡すと記載しておけばトラブルも防げます。
まさにゼロウェイスト(ごみゼロ)だと言えます。
ジモティで出品するのがおすすめなもの
ごみとして廃棄するのに手間やお金がかかるもの
粗大ゴミに該当する大型のものや、スプレー缶など廃棄に手間がかかるけれど、売るほどではないという使いかけのものや古いものでも0円で出品すれば以外と引き取り手が見つかります。
ゴミ出しに手間がかかるものは以下の記事を参考にしてみてください。
フリマアプリで売ると送料が高くなってしまうもの
家具家電・衣装ケースといった大型の商品は、フリマアプリで発送しようとすると送料がかかってしまいます。
直接取引ができる『ジモティー』であれば、送料分がかからなくなるので譲り先からも喜ばれますよ。
売るほどではないけれど、どうしても捨てられないもの
捨てられないなーというようなものは『ジモティ』で0円出品してしまいましょう。
捨てずに済むかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メリット・デメリットを見比べていただき、興味を持ってもらえたようであれば『ジモティ』で色々検索してみて頂けばと思います。
こんなものも取引されているのか!という発見があるかもしれませんよ。
他にも捨てない暮らしに関する記事を書いています。
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