ゼロウェイストやプラスチックフリーを心がけていると、シャンプー・リンスをどうしようと悩まれることもあると思います。
今回は先駆者の方々が実践されている洗髪方法についてまとめてみました。
頭皮の状態には個人差がありますので、ご紹介した手法が合わない場合は無理ない洗髪方法に戻してくださいね。
本記事が、なるべくゴミを出さない洗髪方法を選びたいと思われている方の参考となればうれしいです。
目次
1.初級編
1-1.洗髪する頻度を減らす
1-2.リンス・コンディショナー不要のシャンプーを使う
2.中級編
2-1.固形シャンプーを利用する
2-2.量り売りサービスを利用する
2-3.容器回収サービスLOOPを利用する
3.上級編
3-1.湯シャンする
3-2.シャンプー・リンスを手作りする
1.初級編
初級編では、誰でも手軽に始められる内容をご紹介します。使用頻度や種類を減らす(=リデュース)ことで、パッケージゴミを減らすという発想です。
1-1.洗髪する頻度を減らす
一番簡単な方法が、洗髪する頻度を減らすことです。
毎日の洗髪を2日に1回、3日に1回に減らすだけで、ゴミの量を半分以下に減らすことができます。
汗をかきにくい秋~春だと比較的チャレンジしすいのではないかと思います。
ご自身の体調やライフスタイル、季節を考慮しながら無理ない範囲で始めることができ、合わなければすぐにやめることができます。
1-2.リンス・コンディショナー不要のシャンプーを使う
リンス・コンディショナーは、シャンプーで油分を失った髪を油分でコーティングするために使用するものです。なお、リンスとコンディショナーの定義はメーカーにより異なるのですが、ほぼ同義で使っているのメーカーが多いようです。
今日ではリンス・コンディショナー成分を配合したシャンプーも増えており、リンス・コンディショナーを使わないという選択を選びやすくなっていますね。
【mybest】|リンスインシャンプーのおすすめ人気ランキング25選
シャンプー1本で洗髪すれば、洗髪に使用するボトルや詰め替えパックの量も半減させることができます。詰め替えストックの管理手間や、買い物の頻度も減らせ、家事時短につながります。購入する商品を変えるだけなので、誰でも簡単に始められます。
天然由来のリンス不要シャンプーにこだわりたい方には牛乳石鹸のブランドさらさらがおすすめです。
2.中級編
プラスチック包装を減らす(プラスチックフリー)、パッケージのゴミを減らす(=リデュース)、という観点での手法を選択しています。他の商品と比べて価格が割高であったり、買い物の仕方を変更する必要があるため中級としています。
2-1.固形シャンプーを利用する
プラスチック包装を使用しない固形石けん型のシャンプーバーを選ぶゼロウェイスターの方々も多くいらっしゃいます。
水を含まず保存料を使用しないため、人や環境にも優しい商品といえます。
お湯がかかると溶けてしまう点がデメリットです。
固形シャンプーといえば、エティークのシャンプーバーが有名ですね。
また、国内産でシャンプーバーとしても利用できる無添加石けんもあります。
2-2.量り売りサービスを利用する
液体シャンプーの量り売りサービスを始めている企業もあります。
実証店舗やシャンプーの種類が限定されるため、利用される方は少数だと思いますが、今後量り売りの輪が広がっていくかもしれません。
・ナチュラルローソン(東京・神奈川)
ナチュラルローソンでは、洗剤の量り売りに続き、関東の一部店舗でシャンプー・コンディショナー・ハンドソープ・ボディソープの量り売りを実証実験しています。
・Lond(東京・神奈川・埼玉・愛知)
Londでは、ヘアサロンの各店舗でシャンプーを量り売り販売されています。
ヘアサロン利用者でなくても購入可能のようですね。ご興味のある方は店舗をのぞかれてみてください。
2-3.容器回収サービスLOOPを利用する
使い終わったシャンプー・コンデショナーの容器を回収・洗浄して再利用するLOOPというサービスが関東エリアのイオン店舗で始まっています。
LOOPのサービスは、イオンで購入した商品の容器をイオン店舗に返す方式です。
シャンプーの他に洗剤や食品などもとり扱われています。
関東のイオンであれば、対応している店舗も多いです。
「LOOP」取り扱い店舗|イオン(関東エリア全域)
3.上級編
チャレンジするには少し勇気がいると思える内容となっています。手間や時間がかかるため、やってみたいという強い気持ちをお持ちの方におすすめです。
3-1.湯シャンする
シャンプーもリンスも使わない湯シャンという方法は、最もゴミを出さない方法です。
湯シャンは誰でも簡単に始められますが、湯シャンが髪質に合わずにシャンプーでの洗髪に戻される方も一定数いらっしゃいます。
長年のシャンプー・リンスの習慣に合うように頭皮の状態も変化しているため、急にシャンプー・リンスをしなくなると頭皮が油っぽくなったりします。
一気に切り変えるのではなく徐々にシャンプーの頻度を減らすなど移行していく方がよいと考えられます。(一般的に3カ月~4カ月程度で馴染んでいくといわれています。)
湯シャンの方法については、専門家のサイトを参考としてみてください。
上級者編だと思っていた湯シャンですが、ひょんなことから筆者もチャレンジしぬるっと成功しました。よければ以下記事ご覧ください。
3-2.シャンプーとリンスを手作りする
家にある素材でもシャンプー・リンスを作ることはできます。
最も一般的なのは、重曹シャンプーとクエン酸リンスですね。
他にもココナッツオイルやハチミツ、小麦粉や塩などもシャンプー代わりに使うことができます。
手作りのため、早めに使い切ってくださいね。
4.まとめ
今回はゼロウェイストなシャンプー・リンスについて、初級編・中級編・上級編に分けてまとめてみました。
湯シャンや自作シャンプーまでは難しい、という方もシャンプーの回数を減らすなど、できることからチャレンジされてみてははいかがでしょうか。
本記事を参考に、無理なく続けられる習慣を見つけていただければうれしいです。
参考サイト